今回は12月30日放送の番組

プロ野球戦力外通告2018

クビを宣告された男たち

を振り返ります。

 

11月13日、大谷翔平選手が

メジャー新人王獲得のニュースが

日本中を駆け巡っていた時、

福岡県では同日に人生の崖っぷちに

立たされた男たちが

12球団合同トライアウトに挑んだ。

 

野球を続けたい、諦めきれない

男たちとその家族の物語。

 

日本一に輝き胴上げされた男が

まさかのクビ宣告。

 

 

 

日本一の翌日にクビ宣告された

古野正人さんには、幼い2人の娘

を抱えている。

 

もショックを隠しきれず、

このタイミングで切られちゃうんだ、

やっぱり厳しい世界と感じたという。

 

も、まだやって欲しいと願っていた。

 

 

   

Sponsored Links

   

 

 

11月3日 福岡ソフトバンクホークス

2年連続日本一で胴上げとビールかけの

現場で喜びを爆発させていたが、翌日

に戦力外通告を受けた、元ソフトバンク

ホークス外野手 33歳 城所龍磨さんは、

守備と走塁のスペシャリストで2年前に

交流戦MVPを獲得するなど、常勝軍団

にはなくてはならない存在で、今年も

41試合に出場したが分厚い選手層を

誇るソフトバンクは、12球団最多の

19人に戦力外通告をしたそうです。

 

その荒波に城所さんも

のみこまれてしまった。

 

城所さんは、

五十嵐亮太さんや攝津正さん、

寺原隼人さんみたいに実力が

ある方でも戦力外になって

しまうので、そんな甘い世界じゃ

ないというのは自分でもわかって

いるが、守るべき家族がいる。

 

6年前に結婚した、妻 真理さん32歳

と、6歳ともうすぐ2歳のがいて、

長女は最近、“パパが野球選手”

とわかるようになっていた。

 

野球選手のパパが大好きという

可愛い盛りの幼い娘を抱え、33歳で

城所さんは職を失ってしまう。

 

19歳で出会い、13年間そばで

支え続けたも戸惑いを

隠せなかったそうです。

 

 

岐阜の中京高校で1年生から

レギュラーで甲子園にも2度

出場し、走攻守と三拍子揃った

外野手として注目される。

 

2003年 ドラフト2位で

福岡ダイエーホークスに入団、

走っても8割近い盗塁成功率を

叩き出し、2016年には交流戦で

12球団トップ打率を残しMVP!

 

だが去年から、上林誠知選手が

台頭で、城所さんの活躍は

減ってしまい、11月3日の

日本一の胴上げから4時間後、

天国から地獄へ。

 

ホークスでは野球を辞めちゃうよ

って長女に伝えた城所さんだったが、

でも、パパ野球して、やめないで

お願いといわれてしまう。

 

1日でも長くプレーする姿を

見せたいと、城所さんは

トライアウトへの参加を決断した。

 

 

   

Sponsored Links

   

 

 

11月13日 12球団合同

トライアウトが行われた。

 

投手29人 野手19人の

合計48人。

 

合同トライアウトのルールとして、

投手は3人の打者と対戦、

カウントは1-1から。

 

古野さんは、トライアウト2日後、

社会人チームからオファーがあったが

プロからのオファーがなかった。

 

社会人からでは、プロへの復帰が

難しいので悩む。

 

1週間後もプロから連絡はなく、

現役引退し、第2の人生を

決めることにし、

決めた事を100%応援する展開に。

 

そんな中、古野さんのもとへ

タイガースからバッティング

ピッチャーの話が舞い込む。

 

それはプロ野球に関わる仕事で

働きが認められればスコアラーや

コーチの可能性も出てくる事から

その話を引き受けることにした。

 

 

城所さんの合同トライアウト

のルールは、打者は5人の投手と

対戦し、カウントは1-1から行った。

 

ところが1週間過ぎてもオファーはなく、

11月中にオファーがなければ引退して、

家族の事を一番に考えることを決意。

 

やめないでと言っていた長女

やめることを伝え、納得してもらう。

 

11月30日に城所さんは引退を発表した。

 

 

 

   

Sponsored Links