今回は2月19日放送の
雨上がりの「Aさんの話」
～事情通に聞きました！～
名前以上に体を表す!
素晴らしき異名の秘密!
を振り返ってみます。
ゴジラ 燃える闘魂
西の若貴 ウルフ
これらは異名を表し、
ゴジラ＝松井秀喜
燃える闘魂=アントニオ猪木
西の若貴=海原やすよともこ
ウルフ=千代の富士
事情通Aさん、
雑学ライターの杉村喜光さんは、
辞書で有名な三省堂から4年、
人やモノの異名・ニックネームを
集めた辞書を編纂し、出版している。
蛍原徹さんも辞書に載っていて、
ホトちゃん、のっぺり星人、
吉本のクリオネの３つが
描かれていた。
杉村喜光さんは、
すべての異名には、
歴史があって意味があるという。
異名とは？
杉村さんによると、
昔は本名を知られてはいけない
という迷信があり、それ(本名)とは
別の名前を名乗っていた歴史が
あるのだという。
例えば、源氏物語のヒロインは、
紫という女の人で、紫の物語を
書いた式部卿の娘という事で、
紫式部と生まれているというが、
紫式部の本名は、現在も
わかっていないらしい。
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本名を知られると、悪霊に魂を
奪われるという迷信から生まれた
異名だが、最近の異名には
どんなものがあるのか？
称号系異名
王子 女王 王様 帝王
杉村さんによると、
その人が形を作った
ということで、
そのジャンルの王様と
名付けられるそうだ。
王子の場合のそのジャンルは、
成熟していて王様がいるが、
その王様を凌駕するくらいの
勢いで出てきた若い世代という
のが王子と言われるケースが多い。
ハンカチ王子=斎藤佑樹さん
がきっかけで、石川遼さんが
出て来た時に、とあるテレビ局は
サンバイザー王子という名前を与えたが
定着せず、インタビューの受け答えから
ハニカミ王子に！
たけし・さんま・タモリ
=お笑いBIG３
ビートたけしさんが殿、
明石家さんまさんが若、
と呼ばれていたが、
タモリさんだけ呼び名がなく、
一般公募するとなぜか
チーママになったが、
これだけは定着しなかった。
杉村さんがお気に入りの異名は、
安倍晋太郎さん。
今の総理大臣 安倍晋三さんの父。
杉村さんによると
安倍晋太郎さんは、
プリンスメロンと
呼ばれていたという。
大臣を歴任し、岳父は岸信介、
叔父は佐藤栄作という総理大臣
経験者だった事から王子様と
ついたが、ちょっと政治家として
脇が甘い所から
とつけられたという。
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内閣総理大臣 寺内正毅
=ビリケン宰相
髪の毛が少なくて、
通天閣などにいる神様の
ビリケンさんに似ている
事からだそうですが、
同時に政党などにこだわらない
政治をしたので、非立憲にも
引っ掛けてあるそうです。
ミスター系異名
初代ミスタータイガース
藤村富美男 2代目 村山実
3代目 田淵幸一 4代目 掛布雅之
オラが街の有名人系異名
浪速の闘犬＝
亀田興毅
浪速のモーツァルト＝
キダ・タロー
浪速のロッキー＝
赤井英和
杉村さんによると、
落語関係の方に多く、
江戸時代には落語の寄席が
100軒くらいあり、
「俺の街の有名人はすごいんだぞ！」
と地名で呼んで盛り上げたという。
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