今回は4月5日放送の

ビーバップ!ハイヒール

で放送された

植物のタネのサバイバル術

種のスゴイ戦略

を振り返って

みたいと思います。

 

 

2012年のロシアで

見つかった植物の種。

 

氷河期にリスが埋めたと

され、調査の結果

3万2000年前の種子だと

判明され、凍結した種が

発芽し、時を経て

発芽したという。

 

その花の名は、

ナデシコ科の

スガワラビランジ

 

花を咲かせた1年後、

新たな種を実らせ

ることに成功した。

 

植物の種には、私たちの

知らない神秘の世界が

存在するのだそうだ。

 

 

 

種の生存戦略を

教えてくれるのは、

静岡大学農学部

稲垣栄洋教授。

 

 

スイカのタネはなぜ散らばっているのか: タネたちのすごい戦略
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稲垣教授は、動けない植物が

いかにして子孫を残すのか、

そこには私たちの想像を超える

種の驚きの生存戦略が

隠されていると語る。

 

 

   

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ラッカセイ

 

他のマメ科の植物は、

地上に実がなるが、

ラッカセイだけは

地下に実がなる。

 

それは、ラッカセイ

豪雨の瞬間を待っている

からなのだそうです。

 

ラッカセイの原産地は、

南アメリカのアンデス山脈

付近の乾燥地帯で、

時には濁流が土壌を

流してしまう。

 

土の中のラッカセイの実は

濁流に乗り、広範囲に種を

ばら撒く事ができる。

 

ラッカセイの殻は、

水に浮かび流れやすい

形になったそうです。

 

 

 

コアラの大好物のユーカリは、

オーストラリアの森林の

4分の3を占めている。

 

それは、種をばら撒く

瞬間にあるという。

 

ユーカリの葉は、

自らテルペンとよばれる

引火性物質を空気中に放出し、

他の植物を焼き尽くすため

山火事を促進している。

 

ユーカリの種は、

高熱・煙で発芽が

促進するという。

 

その結果、山火事が終了

とともに発芽し、他の植物に

邪魔されることなく、

地上を独占できる。

 

 

 

キウイフルーツ

 

甘い香りでサルをおびき寄せる

キウイフルーツは、その実を

食べてもらうことで種を

ばら撒いているという。

 

ところが1匹の同じサルに

食べられるだけでは同じ場所

でしか種を移動させる事が

できないので、出来るだけ

沢山のサルに食べてもらうため

サルの舌を溶かしている。

 

キウイの実には、食べ過ぎると

舌の表面が溶ける

タンパク質分解酵素

含まれている。

 

そのために、一度に多くの

キウイを食べる事が出来ない!

 

 

   

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スミレ

 

スミレの種には、

脂肪・アミノ酸を含む

ゼリー状の物質

エライオソーム

周りについているという。

 

それを餌にするアリが

巣穴に持ち帰り、

あらゆる場所へ運ばれるが

地中の深い場所では

発芽する事ができない。

 

ところが、アリは

エライオソーム

食べ終わると、

ゴミになった種を

巣の外に出す。

 

それによりスミレ

発芽する事が出来る

ようになるのだそうだ。

 

アリの巣は、アスファルトの

隙間に作られることが多い為

スミレはコンクリートの

割れ目に咲いていることが

多いようです。

 

 

マツバボタンの種は、

おわんの様な場所に

雨を溜めて、雨粒で

種を弾き飛ばすという。

 

 

 

 

東南アジアなどの

熱帯雨林に生息する

アルソミトラの種は、

ひらひらと風に乗って

100m以上の遠方へ

飛んでいくという。

 

熱帯雨林では、多くの木が

はえているために風が

あまり吹かないので、

種を広範囲にばら撒くには、

種自身で飛ぶ必要がある。

 

そのために、最小限の風で

遠くまで飛ぶ形になった。

 

そこからヒントを得て、

ステルス爆撃機

作られたという。

 

種のデザインを元に、

風の抵抗最小限に抑え

飛行効率が高いものに!

 

無給油で、15000km以上

飛行できるので、

世界の戦闘機の主流に

なっているそうです。

 

 

   

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