今回は5月21日に放送された

NHKスペシャル 発達障害

~解明される未知の世界~

を振り返ってみたいと思います。

 

発達障害をテーマに、

一時間の生放送された。

 

 

   

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現在では、

小中学生の15人に1人が

発達障害の可能性がある。

出典:文部科学省調べ

 

NHKの番組あさイチが取材した、

5年前の発達障害の受診者は、

2012年 3,376人 (延べ)

2016年 7,497人 (延べ)

で、2倍以上増え、受信希望者も

相次ぎ1年待ちになる事もあるそうです。

 

都内に住む高校生も6年前に

発達障害と診断された女性は、

コミュニケーションなどが苦手で、

小さい時も人と話すのが苦手だったが、

それが何故なのか本人にもわからなかった。

 

ところが、検査を受けてみた所、

コミュニケーションを妨げる原因の1つ

視覚が著しく敏感である事を

医師から告げられる。

 

 

社会から理解されにくい発達障害

の人の行動、その背後にあるものが、

最先端の科学が解明されつつあるという。

 

最新の脳科学では、発達障害の人の

は、情報処理の方法が多くの人と

異なり、脳の神経のつながりに弱い部分が

あることがわかってきたようです。

 

また、発達障害の人の世界の見え方、

聞こえ方は、多くの人とは異なり、

それが当事者たちを苦しめている事も

わかってきた。

 

 

発達障害とは、生まれつきの

脳の特性により、3つのグループに

わけられる。

 

 

※診断基準により、定義が異なる

 

 

ASDと呼ばれる

自閉スペクトラム症の中には

アスペルガー自閉症などが

これにあたるという。

 

 

発達障害の人の感覚として、

明るい所では、世界が眩しく感じられ、

光が目に刺さる。

 

動くものを見ると色が失われたように

感じたり、中には光の粒が見える人も!

 

 

※発達障害の人が常にこう見えてるとは限りません、

見え方は人により異なります。

 

 

 

   

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こうした症状は、感覚過敏といわれ

自閉スペクトラム症の多くの人に

みられるという。

 

長らく発達障害は、子供を中心に

研究が進められて来たが、

感覚の違いは自覚しにくいので、

ほとんど知られてこなかった。

 

しかし、数年前から発達障害

診断される大人も増え、自分自身が

感じている違和感を表現できる

当事者が多くなった事をきっかけに

感覚過敏が注目されるようになった。

 

 

比較的に静かなスーパーでも、

自閉スペクトラム症の方にとっては、

冷蔵庫の音 蛍光灯の音など、

色々な音が耳に入ってくるので

15分が限界で疲れが生じる。

 

それでは、自閉スペクトラム症

の人が音をどれだけ敏感に感じて

いるかを実験すると、

発達障害じゃない人は、

音が大きくなるにつれて

目の回りの筋肉の反応も

大きくなるという。

 

ところが自閉スペクトラム症

の人は、同じ音を聞いても

筋肉の反応が全体的に

より大きいという。

 

 

 

小さな音でも、より強く反応

してしまい、スーパーで感じる音は、

パチンコ屋で耳にする音より

うるさいのだそうです。

 

 

感覚過敏が特に困難を

もたらすのは人との

コミュニケーション

 

さまざまな音が聞こえる場所

での会話は、さまざまな音を区別

するのが難しく、混ざったように聞こえて

聞き取り辛くなってしまうようです。

 

自閉スペクトラム症の認知を

研究している第一人者の

パッペ教授は、様々な音が

交じり合って聞こえてしまう

のは何故か次のような

仮説を立てている。

 

多くの人は周囲からの音を

聞き続けるうちに、次第に

気にならなくなる、

 

脳の司令塔が指示を出すことで

聞こえるレベルを下げることができる

慣れ

 

聞きたい音だけ聞き取る事が

出来るのは、脳によって慣れ

の機能が、働くため不要な音の

レベルを下げることが出来る。

 

ところが、自閉スペクトラム症

人の中には、司令塔による慣れ

が上手く働かない人がいるので

不要な音のレベルを下げることが

難しいと考えている。

 

 

   

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アメリカでは、発達障害の人の

特性に注目し、人材を登用している。

 

世界的IT企業では、2年間で

発達障害の人を29人採用

した例もある。

 

これは、他人と違うことは

とても重要であるためだそうです。

 

日本でも一部の企業で

取り組みが始まっているようです。

 

 

 

発達障害の人は、結構多く

調べてみると、有名な方が

多かったりします。

 

まだまだ認知度が

薄いと思いますので

もう少し理解される

ようになる事を期待したいですね。