今回は3月1日放送の

ザ!世界仰天ニュース

仰天医療を振り返って

みたいと思います。

 

 

 

 

まさに仰天

遺伝子組み換え心臓

 

 

アメリカ・メリーランド州で

家などの補修などで生計を

立てていた57歳の男性が今年、

仰天医療で命の危機を脱していた。

 

仕事から帰宅し、苦しみ出した

男性、10年ほど前に心臓の手術

を受けていた。

 

心臓の内部で血液の逆流を防ぐ

役割を担っている心臓弁が

機能しなくなったそうだ。

 

そのため心臓弁の置換手術を

受けたが、その時に移植された

心臓弁は、豚の大動脈弁を

加工してつくられたもの。

 

この治療法は1968年に開発され、

世界中に普及しているポピュラー

なもので、日本でも年間

数千人以上が使用しているそうです。

 

この新しい弁のおかげで、

問題もなく日常生活を

送れるようになっていたが、

また心臓に痛みが起きていた。

 

そして、階段すら上がれなく

なってしまい、病院へ。

 

男性の診断結果は

末期の心不全。

 

ポンプの役割を担っている

心臓の機能が低下することで、

体内に十分な血液が送られない。

 

血液の循環が滞ると、全身の筋肉に

酸素が運ばれなくなる。

 

筋肉を動かす時のエネルギーである

酸素が不足すると、全身がだるくなり、

それを解消しようと肺が活発に動くため、

息切れが起こってしまう。

 

 

   

Sponsored Links

   

 

 

男性はそのまま入院し、

詳しい検査をするとともに

医師たちは治療の方法を探る。

 

1ヶ月後、男性を治すには

心臓移植が必要だが、

我々あなたに心臓を

提供することはできないと

医師は告げた。

 

今、アメリカでは約3600人もの

患者が心臓移植を待つ状態。

※2020年3月時点「ワシントン・ポスト紙」

 

そんな中、生存確率の低い患者には

心臓が提供されないこともある。

 

人間の心臓は提供できないが、

豚の心臓なら提供できると

言われた男性

 

 

移植用豚の研究は

30年以上前から実際に

行われているという。

 

1960年代に諸外国で臓器移植が

行われるようになって以降、

常につきまとっていた

深刻なドナー不足。

 

日本ではまだ、その実績は

ないそうですが、アメリカでは

豚の腎臓が実験的に人に移植

された例もあるそうだ。

 

豚の臓器移植を研究する

宮川医師は、豚が生理学的に

人間の臓器と似ていて、

腹腔内の臓器は臓器は

形とかがよく似ていると話す。

 

臓器移植が難しい理由の1つに

拒絶反応がある。

 

他人の臓器を体の中に入れた時、

体の免疫システムが、その臓器を

敵とみなし、攻撃してしまうこと。

 

 

   

Sponsored Links

   

 

 

豚の臓器であれば人間の

免疫機能が及ばない、

攻撃対象を認識できないように

遺伝子改変を行っているいるので

安心なのだそうです。

 

2022年1月、男性

豚の心臓移植手術が

9時間行われた。

 

攻撃対象となる

遺伝子を不活性化、

人間特有の遺伝子を

組み込んだ豚の心臓を移植。

 

手術から数日後、

意識が回復した男性は現在、

新しい心臓の動きを補助する

人工心肺装置が外された。

 

致命的な拒絶反応もない

まさに画期的な治療法で

命をつなぎとめていた。

 

 

   

Sponsored Links