今回は5月5日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組で今回は、
山口県にあるポツンと一軒家。
田畑が広く整備された土地
のあるポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索を開始。
情報を得るため地元住民を探すと、
集落を発見し、2人で作業をしている
お母さんを発見。
衛星写真を見てもらうと、
サイトウさんじゃろと、
奥さんと住んでいる事を
教えて頂いた。
5㎞先のポツンと一軒家を
目指すが、舗装が途切れ、
害虫除けの柵で囲まれた
車一台通るのがやっとの
細い砂利道を進む事に!
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ポツンと一軒家を発見し、
車から捜索隊がおりると
後ろから後続車が!
サイトウさんかと思い
話を伺うと、防獣柵の設置
工事の方で、捜索隊の代わりに
家主の方に声を掛けて頂いた。
そこでは、麓のお母さんから
聞いていた犬が数匹いた。
ポツンと一軒家の主
サイトウヨシタダさん75歳は、
小さい頃からずっとこの家に
お住まいだという。
麓では漁師と聞いたが、
本業は先祖代々 米農家で、
およそ300年前に先祖が
山の谷間を開墾した2千坪を
超える農地を十代以上で
継承してきたという。
奥さんのマサコさんも登場。
2人は小学生の時以来
、成人するまで会う事がなく、
お母さんが17年ぶりにサイトウ家を
訪れた時に再会し、結婚の
約束を交わしていたそうだ。
昭和42年、2人が23歳の時に結婚。
しかし、町で生まれ育った
お母さんは、山での生活や
農家の嫁に入ることに
不安があったという。
稲がどういう状態で育つか
分からんし、どのように米が
なるかも分からん中、大変
じゃろうと、サイトウさんは
思っていたそうだ。
亡父に、「仕事が早うなったね」
って言われた時は、お母さんは
嬉しかったそうだ。
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2人の子どもも育て上げたが、
15年前、お母さんは足を悪く
させてしまったが、出来る
範囲内で今も、畑の手入れ等
仕事を手伝っている。
代々受け継がれた田んぼは、
家族総出でやっていたが、
今はサイトウさんが1人で
作業しているそうだ。
この日は、米農家が
田植え前に土壌を整えるために
行う大事な作業。
それが、田んぼの土を
かき起こす荒起こし
をしていた。
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早い人は4月の終わりに
田を植えているが、
サイトウ家では
まだ植えていない。
それは、トラクターが
1回で住む所を、
サイトウさんが持っている
耕運機だと3回通さなくては
いけないため他の農家よりあ
田植えが遅れてしまっている。
農家農業の生産力・生産性向上の
ため、農地や農道などの整備を
行政が一部援助する基盤整備
という制度からも、山奥に
1軒しかない家である事から
対象範囲外になってしまっていた。
そのため、狭い農道を
整備したくても資金が
間に合わず、大型機械を
入れられない。
昔は、牛を耕運機代わりに
させていたそうです。
せっかく先祖が作ってしよった
んじゃけ、結局 自分も農業やりよる
害虫による農作物の被害も
多発しており、鉄柵を作る為に
工事の方が来ていた。
20歳で地元の猟友会に入り、
害虫との戦いを続けてきた
サイトウさんは75歳になった
今も現役で猟に出ている。
猟友会では、命を落とした
動物たちの霊を祀って
成仏させるための法要
(猟供養)も行う。
猟は生活を守るため
の手段であった。
後継者がいないため、
サイトウさんの代で
終わってしまう。
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