今回は5月14日放送の

ザ!世界仰天ニュース

を振り返ってみたいと思います。

 

※裁判資料や関係者への

取材などを基に再現

 

 

国と企業が尊い命を奪った!

衝撃の真実

 

30年ほど前、新聞やテレビ、

週刊誌などで連日

報道されていた

薬害エイズ事件。

 

薬害エイズ事件とは、

当時の厚生省が認めた

血液からつくられた薬があり、

それを投与し続けた

患者たちのうち、1400人以上が

エイズが発症する可能性がある

HIVに感染。

 

そして、現在までに

およそ700人が亡くなった

というもの。

 

厚生省も製薬会社も、

その薬がHIVに感染する危険性が

あるということを認識していた。

 

恐怖のエイズ、それ故の

差別や偏見に闘い続けた

患者たち。

 

そして、世の中は動いていく。

 

 

元気に小学校に通っていた

川田さんは血友病という病を

抱えていた。

 

生れつき血を固めるための

因子が不足しているため、

出血しやすく、

一度出血すると血が止まり

にくくなる病気。

 

頭の中で出血が起こると、

命に関わることもある。

 

生後6か月で血友病が判明し、

何度も内出血が起きた。

 

すると、血の塊が神経や血管を

圧迫するため、痛みが出て、

夜中でも止血のために病院へ

行かなければならない。

 

そこで使われる薬品が、

血液製剤と呼ばれる

人の血液から

つくり出された薬。

 

 

   

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血液製剤には血を固める

凝固因子が含まれており、

これを打つと止血できる。

 

3歳7か月の時、医師より

濃縮凝固因子製剤と呼ばれる

非加熱製剤の使用を提案される。

 

それは従来の薬よりも

血を固める凝固因子が多く、

止血効果が高かった。

 

定期的に使用すると、

止血も優秀で出血を

予防するという

血友患者にとって、

夢の薬だった。

 

しかし、この薬が

後に多くの人々の

命を奪う。

 

新しい血液製剤を

使い始めて7年、

エイズウイルスに

感染してしまう。

 

濃縮凝固因子製剤の原料は

アメリカからの輸入で、

主に血液を売る人から

集め、数千~数万人の血液を

まとめてつくっていた。

 

万が一、その中にHIV感染者が

いれば、そこでつくられた

全ての血液製剤にHIV感染の

危険があった。

 

川田さんのHIV感染判明の

4年前に親は同性愛の男性

血友病患者に広がるある奇病、

後天性免疫不全症候群(aids)が

あると知り、医師に確認していた。

 

医師も大丈夫だと言っていたが、

この頃 エイズについて病院側も

正しい情報を持っておらず、

HIV感染の危険があった

血液製剤が使われ続けた。

 

やがて、この血液製剤は

自己注射が保険適用になり、

自宅で予防治療が

できるようになった。

 

 

   

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川田さんのHIV感染判明の

10か月前に厚生省が

海外在住の日本人をはじめて

エイズの患者として認定。

 

その2か月後には、国内初の

エイズ患者5人のうち3人は

血友病患者だった。

 

HIV(ヒト免疫不全ウイルス)を

発症すると、褐色の発疹が

体にできたり、口の中が

白くなったりする。

 

やがて、感染症や悪性腫瘍を

引き起こし、命を落とす

病である報じられていく。

 

本来、HIVに感染しても、

すぐにエイズを発症する

わけではない。

 

現在では、適切な治療を

受ければエイズを発症する

ことはなく、日常の生活を

送ることが可能。

 

だが、当時は有効な治療法が

なく、死に至る病だと

考えられていた。

 

 

HIVは性行為・血液感染・

母子感染の主に3つの

経路で感染する。

 

空気感染や接触感染は

しないのだが、感染すると

死に至る怖い病という

イメージだけが一人歩きして、

人々はパニックになっていた。

 

血友病患者=エイズ

という間違った認識も広がり、

偏見が居場所を奪っていく。

 

 

血友病患者に広がる

HIV感染の裏には国と企業の

信じられない隠蔽と

利益追求主義があった!?

 

 

   

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