今回は6月29日放送の

ETV特集 

死亡退院

さらなる闇

を振り返ってみます。

 

 

前文

 

 

これまで精神障害者の

入院治療は全体の9割以上を

占める民間病院が主に

担ってきた。

病床数

厚生労働省 医療施設調査

(令和4年)に基づき算出

 

日本精神科病院協会

(民間精神科病院の団体)

山﨑会長の見解は、

精紳医療の構造的欠陥だと

思う、は。

 

だから、提供体制をきちんと

したいならば全部”公”がやれば

いいんですよ。

 

精神科医療は日本だけ

なんだから、こんなこと

やってるの。

 

みんなが邪魔者扱いにしている

患者さんというのは公で

きちんと診ましょうよという

ルールを作らなきゃだめ

なんだけど、滝山病院から

全然、公立病院に転院して

いないという話を聞くと、

全然変わっていないんだな

という気がしますよ。

 

まぁ、人工透析・合併症の

患者さんも含めて、精神科

というのは単科の精神病院が

多いので、そこで当然、

診ることのできない患者さん

というのはいるわけであって、

患者さんを一般科で診てくれるか

というと、精神障害が絡んで

いれば診てくれないわけで、

行く先のない患者さんは公が

行く先の最後にならなきゃ

おかしいじゃないですか。

 

 

   

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それを全部、民間病院に

たらい回しみたいにやって、

どこでも取らない患者さん

だとか、人工透析で東京都で

精神科の患者さんが取れる

病院がないというと、

滝山病院に東京都が

送り込んだように

ああいう構造に

なっちゃうんですよ。

 

で、今度 事件が起きると、

「おい、こら」みたいな話に

なる訳でそれっておかしいと

思うよね。

 

だから、東京都で透析の病院とか

精神障害の重度の合併症の病棟

というのは、東京都立病院に

作るべきだという。

 

 

精神医療審査会などの

メンバーを30年にわたり

務めてきた弁護士の

八尋さんは精神科病院の

患者100人以上の

転退院支援にも

携わってきた。

 

八尋さんは39人の患者

転退院させるというの

今回の東京都の取り組みは、

知識と人員が足りて

いなかったと指摘します。

 

本来、こういう大量の人

転院させる時にはスタッフ

とにかく集めないとできない

ですよ、マンパワーを。

 

精神病院からの店員を

日常的にほとんど

させてないわけですよね、

今、日本の医療っていうのは。

 

それは、滝山病院だから

そうなってるわけじゃなくて、

一般普通の精神科病院でも

なかなかさせていないわけです。

 

必要な転院は必ず

させないとだめ。

 

何か月遅れていいという

そんな話にはならないですよね。

 

 

   

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それができないってことは、

都としても行政の親玉の

厚生労働省としても

とても反省すべきことです。

 

そういう人たちを誰一人残らず、

転院させるのが行政であって、

みんなの力を合わせるべき

ところだと思うんです。

 

精神病だけで

亡くなりませんもんね。

 

人間は、身体科の治療で

亡くなるんですよ。

 

命を守るための身体科の

必要な治療がなされないから、

人間亡くなっているんですと。

 

 

弁護士の相原さんは医師と共に

男性の治療について滝山病院に

確認をした。

 

病院の院長 朝倉重延医師。

 

面会の様子を相原さんは

映像に記録していた。

 

同行していた医師

気にしていたのは、

薬の処方。

 

男性は入院当初、

車いすで自由に移動が

できていた。

 

しかし、7月末を境に

急速に衰弱していた。

 

入院中の男性の様子が

残っているカルテには、

起こりやすく、落ちついて

過ごすことが難しい男性

対して、多量の薬が

投与され続けていたことも

記録されていた。

 

 

   

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