今回は5月9日放送の

世界一受けたい授業

五木寛之さんが

今 伝えたいこと

を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

五木寛之さんが22年前に出版

された本が今、売れているという。

 

「大河の一滴」

売り上げは、300万部。

 

五木さんは、雑誌の編集長や

放送作家などを経て、34歳の時に

「蒼ざめた馬を見よ」で直木賞を

受賞された。

 

これまでに、およそ300タイトルの

本を執筆し、100万部以上

売れたのは9冊。

 

 

「大河の一滴」では

コロナウイルスの事、

2年前には「マサカの時代」

東京オリンピックのことについて、

予言とも言われる一節があった。

 

多くの人が、未来への不安を

抱える今、「大河の一滴」

我々の心に突き刺さる!

 

 

作家 五木寛之さんが今
どうしても伝えたいこと①

 

昔、中国に屈原という

正義感が強くて清廉潔白過ぎる

役人がいて、その性格が災いし、

反発をかったために国を

追放されてしまった。

 

絶望して、大きな川のほとり

辿り着いた屈原

 

そこへ漁師が現れる。

 

屈原は、

今の世の中は汚れている、

私の行いは正しい。

 

世の中の汚れにまみれる位なら

この川に身を投げて、魚のエサに

なった方がましだといった。

 

 

   

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すると漁師は、

川の水が清らかに澄んだ時は

自分の冠のひもを洗えばよい。

 

 

もし川の水が、濁ったときは

何をすればいい?

 

世の中はときに澄み、

ときに濁る。

 

いわば川の流れと

同じようなものだ。

 

幸いにも水が澄んだら

自分の大切な物を洗えばよい。

 

魂を洗うこともよし、

顔を洗うもよし。

 

そして黄色く濁ったとしても、

何も茫然と立ちすくんで怒りや

悲しむ必要もないではないか。

 

足もとを見るがよい。

 

おまえさんのその足は泥の上を

歩いて、いつの間にか汚れて

泥もこびりついている。

 

例え濁った水でも、自分の

汚れた足を洗うには十分だ。

 

大河の水は、ときに澄み、

ときに濁る。

 

濁っている事の方が

多いかもしれない。

 

濁水をただ嘆くなと

教えているという。

 

五木さんは、この物語を聞き、

書こうと決めた。

 

どうにもならないと思って、

そういう風になった時に

泣くのはいいという五木さんは

すすめている。

 

泣くのはいいけど、

泣き言はいうな。

 

出来る事から

やっていく事が

今は大事。

 

八方塞がりで、どうにもならないと

思ってても、活路はどこかにある。

 

八方塞がりって言葉は、

天地左右のこと。

 

八方塞がっても十方じゃない!

 

もう二方、開いた所がある。

 

現状を嘆くばかりでなく、

自分がその環境の中で

何が出来るか考え、

行動することが大事。

 

 

   

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作家 五木寛之さんが今
どうしても伝えたいこと②

 

本当に辛い時こそ

〇〇を持つこと!

 

それは、ユーモアを持つこと。

 

極限状態の中でも

生きて行く上で

笑は必要。

 

笑うような状態じゃない所でも、

「ハハハ」と笑う人の方が、

厳しい条件の中で生き抜いた

っていうエピソードが

色々あるという。

 

 

第二次世界大戦後、

アウシュビッツ強制収容所から

生還したユダヤ人医師の

ヴィクトール・フランクルさん。

 

は、精神科医。

 

極限状態を耐えて生き抜くには、

感動することが大事だという。

 

喜怒哀楽の人間的な感情が大切。

 

そのためには、

毎日 何か一つずつ面白い

話をするようにする。

 

ユーモアのあるジョークを

一生懸命に考え、お互いに披露。

 

笑や感動がなくなったら、

その後に来るのは死のみ。

 

ユーモアというのは、単に

暇つぶしの事ではなく、本当に

人間が人間性を失いかけるような

局面の中では、人間の魂を

ささえていく大事なもの。

 

 

   

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