今回は5月10日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

 

衛星写真で見つけた大分県初の

ポツンと一軒家を目指し

最寄りの集落から捜索を開始した。

 

 

前回分

 

 

前回お邪魔したオノさんの家と、

トシコおばあちゃんの家は

直線距離で1㎞ほど離れている。

 

今回はトシコおばあちゃんに

会いに行くことにした。

 

92歳のトシコおばあちゃんは

週に1度、加工所で饅頭を

作っているという。

 

加工所は、トシコおばあちゃんの

家からオノさんの家を挟んで、

さらに離れた道路沿いの建物。

 

その日は、トシコおばあちゃんが

出勤している日だった。

 

オノさんに加工場まで

案内してもらう。

 

加工場に着くと、

こんにゃく作り中で

普段は6人で1人1人

分担があるそうだ。

 

昭和2生まれの

ミウラトシコさん92歳は、

仕事も踊りも未だに

現役だという

おばあちゃんに会えた。

 

仕事終わりで家に

伺える事になった。

 

トシコおばあちゃんは、

腰が曲がる事もなく、

まっすぐピンと立って

働いていた。

 

元々、この加工場は

オノさんとゴトウさんの2軒で、

自分たちの作ったお米を使って、

お餅をつくようにしていた。

 

夏は酒饅頭と、今の時期から

お餅とこんにゃくと味噌を

作っている。

 

 

   

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25年前、オノ家とゴトウ家の

2軒で始めた加工所で、自分達の

田んぼで育てたもち米でお餅を作り、

それを地元の人達に食べてもらう

地産地消を目的にして現在、8種類の

商品の製造して地元の直売所で

販売を行っているそうです。

 

この日、トシコおばあちゃん達が

作っていたのは、生いも100%の

無添加手づくりこんにゃく。

 

地元の農家から直接仕入れた

こんにゃく芋を、皮付きのまま

約2時間かけて茹でる。

 

まだ熱いうちに手に取って

柔らかくなった皮を

スプーンを使って一つ一つ

剥いていく。

 

それをミキサーにかけて

水を加えて、十分に粘りが

出るまで混ぜると、

こんにゃくの素が出来る。

 

トシコおばあちゃんは、それを

お椀で1,400gずつ小分けにする。

 

そこへ、こんにゃくを固めるのに

必要な水をといた石灰を加えて

ハンドミキサーでよく混ぜる。

 

それを、杉板の型枠に入れて成形。

 

最後に280gずつを四角く切って、

約30分茹でると出来上がり。

 

トシコおばあちゃんも創業当初から

勤務して毎週1日6~7時間作業する。

 

ここに来る一番の楽しみは、

ワイワイお喋りしながら

食べるお昼ごはんだそうだ。

 

目標は100歳まで

この場所に来ること。

 

 

   

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トシコおばあちゃんが嫁いで来た時から

建っていた築100年位のお家は、

山の上の方にあった家を

移築したものらしい。

 

約50年前まで夫婦で雑貨店を経営

していたというミウラ家。

 

食料品やお酒、文房具なども販売。

 

この辺りは昔、民家が30軒ほど

集まった集落だったようで、

トシコおばあちゃんの家の隣に

ある畑には、以前 小学校の

校舎があった。

 

かつて50人ほどの児童が通っていたが、

過疎化の為に昭和47年に廃校となった。

 

運動場を見下ろすようにたっていた

校舎の石垣が名残を留めている。

 

川沿いに広がる空き地が運動場跡。

 

元音楽室だった場所で現在、

地元に伝わる神楽の稽古場として

利用され、週に1度、神楽の舞や

お囃子の練習を行っている。