今回は6月22日放送の

新説!所JAPAN

身近な商品のすごい改良!

を振り返って

みたいと思います。

 

 

AsahiKASEI サランラップ

30㎝×50m

 

今から2年前の2018年。

 

カッターの形を真っすぐから

M字型にすると、

改良前は角度によっては

上手く切れない問題が、

より切れやすく改良された。

 

 

カゴメ トマトケチャップ

 

開封する際のアルミのシールの形が、

正方形から平行四辺形に変わった。

※180g・300gを対象に改良

 

改良前は摘みにくかったシールが、

簡単に剥せるようになっていた。

 

 

CO・OP 野菜たっぷり

和風ドレッシング

 

2018年に注ぎ口を軽く反り返していた。

 

かつては、ドレッシングをかけた後の

液だれしがちだった注ぎ口が、今は

あまりしなくなっているという。

 

 

mizkan 金のつぶ

 

2019年 日本パッケージングコンテスト

日本包装技術協会 会長賞受賞。

 

納豆のタレの袋を破る時、

上手く切れなかったり、勢い良すぎて

飛び散ってしまったりしていたが…。

 

ミツカン 開発技術部

篠原正典さんによると、

袋を押すだけでタレが出るように

改良したという。

 

袋を破らず、指で押すだけで

タレが出るようになり、

1割から2割ほど売上が

増加したそうです。

 

 

   

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森永乳業 アロエヨーグルト

 

1917年創業の森永乳業さんは現在、

40種類以上ものヨーグルト製品を

出している。

 

なかでも1994年発売のアロエヨーグルトは、

シリーズ年間販売数が1億2千万食を

売上てある部分が改良されているという。

 

それは、フタにヨーグルトが

付かないようにすること。

 

それをなくすのが、長年の

ヨーグルト業界の課題。

 

そんな悲願が実現したのが2010年。

※期間限定商品より順次導入

 

改良したのは、森永ヨーグルトの

フタを作り続けてきた

東洋アルミニウムさん。

 

そうなるまでには20年に及ぶ苦闘と、

ヨーグルト業界に革命を起こす

大発見をした奇跡の物語が存在していた。

 

 

開発担当部長 関口朋伸さんがフタの

改良に取り組み始めたのは、30年前の

入社7年目の25歳の時。

 

大阪にあった加工開発部の課長代理として、

この難題を命じられたそうだ。

 

フッ素加工のフライパンやシリコン素材・

プラスチックなど、思いつく限りの素材を

試したが失敗してしまう。

 

研究を続けて3年経っても成功の兆しは無い。

 

諦めかけていたが、自分を信じて

待ってくれる森永乳業の熱意により、

ヨーグルト業界に革命を起こしたいと、

新たに専属チームを結成!

 

を説得し、大阪から加工開発の

本部のある群馬へ異動。

 

それでも突破口は見つからなかった。

 

 

   

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仕事場でも家庭でも期待に応えられない

関口さんは、どうしようもなく悔しい。

 

 

2005年7月

 

毎日、お稲荷さんに神頼みしながら

群馬に来てから11年、

改良のヒントを発見。

 

朝露を弾く蓮の葉。

 

蓮の葉の表面には、

目に見えないほど

微細な突起が無数にあり、

これが液体を

表面張力で弾くので、

葉には一切付かない。

 

蓮の葉と同じ構造をフタの

裏側につくっていた。

 

 

 

トンボ鉛筆 MONO消しゴム

 

1969年発売以来、国内シェアトップで

消字力(字を消す力)97%を誇る。

 

だが、使っているうちに消しゴムが

折れてしまう問題があった。

 

この改良開発を任されたのは、

マーケティング本部 吉田奈々さん。

 

吉田さんは、折れない消しゴムには

ケースの改良が不可欠だと気付き、

ケースの形に注目した。

 

20種類以上作り、ひとつひとつ

折れるまでの回数を記録。

 

700~800回位往復しないと

消しゴムは折れず、

毎日ひたすら消しゴムで消し続ける

作業が続けると、手首と親指の付け根

の痛みにおそわれていたそうだ。

 

2018年に製品化。

 

それは新たに発売したモノタフ

 

ケースの先端を約7度傾けたもので、

全ての面の先端を斜め切りにすることで、

折れづらくなったという。

 

 

 

 

 

   

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