今回は12月5日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

 

 

広範囲に開拓

青い屋根の建物が3棟

他にも数棟

大きな畑が

道の行き止まり

衛星写真で見つけた北海道南部の方

にあるポツンと一軒家を目指し

最寄りの集落から捜索開始。

 

 

最寄りの集落に到着すると、

家のいっぱいある所を曲がると

機械の音がする場所に住人が。

 

 

住人の男性に衛星写真を

見てもらうと、ヤブウチさんの

家らしい。

 

今も人が住んでいるとしたら、

70歳代の男性が1人で自給自足の

生活をしているのではないかという。

 

 

捜索再開

 

 

荒れた路面に、上の方には

倒木がかろうじて木に

支えられている。

 

先を進むと、家を発見。

 

 

玄関に向かうとスピーカーが2つ、

斜めに付いている。

 

倉庫に車が駐まっていて、

音がする方へ。

 

そこで作業していたのが、

ポツンと一軒家

やぶうちこういちさん72歳。

 

昨年、親を亡くして

1人で暮しているという

やぶうちさん68年前に、

一家でこの山奥に移住。

 

衛星写真には昔住んでいた

母屋が映っていたが、

老朽化のために10年前に解体。

 

そこに、ビニールハウスを

建てたんだそうだ。

 

今、600坪の畑を作っていて、

電気牧柵で鹿などの害虫対策を

している。

 

 

   

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畑では花豆と呼ばれる、

かつて小豆や金時豆などより

高値で取引された高級菜豆の

1つを育てている。

 

主に北海道で栽培され、

砂糖で煮た煮豆や

甘納豆などにして

食べられていた。

 

少し離れた場所で、

日本では煮豆や甘納豆して

食べられているうずら豆

栽培されている。

 

 

から受け継いだ約600坪の畑で、

常時10種類ほどの野菜を栽培。

 

食料品店までは車で40分、

片道36㎞あるので、

月2回くらい出掛けている。

 

 

 

昭和20年代、やぶうち家が暮していた

麓の自治体が、地元の農業を活性化

させるため、開拓移住を奨励し、

希望する区画の開墾を定められた

期間内に終われば無償でその土地を

提供する制度を設け、開拓した者

農業に従事出来たそうだ。

 

昭和27年当時、4人の子供を抱え、

生活が厳しいやぶうちさんの両親

山を開墾し、農家に転職した。

 

その時は、ホワイトアスパラガスで、

村が勧めてみんな作るようになった。

 

太陽の光を浴びると、

グリーンアスパラガスになるため、

暗い場所で栽培する

ホワイトアスパラガス。

 

やぶうち家では畑の土を

30cmほどの高さに盛り、

土の中に埋めて成長させる

培土栽培という方法で育てた。

 

 

   

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かつてやぶうち家の広い畑を

全部使用して、ホワイトアスパラガスを

大量栽培した後、収穫してドーム型の

建物で保管していた。

 

 

玄関の上に設置されている

スピーカーからラジオを流して、

畑仕事をするというやぶうちさん。

 

一昨年あたり前に付けて、

以前はラジカセを使用していた。

 

 

高校卒業後、日産自動車に

就職し、横浜へ。

 

親の病気のため、やぶうちさんが

32歳の時に横浜から北海道の

実家に戻り、両親と同居。

 

ホワイトアスパラガス農家と、

高齢者介護施設の夜間警備を行い、

その12年後に親が亡くなり、

農家を廃業した。

 

今年、警備の仕事もやめて

年金生活。

 

30代で北海道へ戻ってきてから

始めた趣味は、一眼レフカメラ。

 

昨年、ずっと介護していた

親が102歳で亡くなった後も、

1人で住み続ける。

 

もうじきやってくる冬、

2m近い積雪に覆われる山の上。

 

この北海道のポツンと一軒家では、

厳しくとも美しい大自然を

独り占めできる贅沢がある。

 

 

   

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