今回は、5月16日放送された

カズレーザーと学ぶ。

がん治療の最前線

を振り返っていきたいと

思いますので宜しくお願いします。

 

 

 

血液のがんを克服!?

CAR-T細胞療法

 

信州大学医学部

教授 中沢洋三先生。

 

全ての小児がん患者

救いたい!と、15年の

研究を経て、ようやく

たどり着いた治療法が、

治療困難なその他の

がん患者を救う!?

 

血液に流れている白血球。

 

骨髄の中に白血球の

元となる細胞があり、

そこががん化した病気が

白血病。

 

白血病はおさんも含めて、

若い世代に多い。

 

小児がんだと、だいたい

4割が白血病。

 

白血病など、血液のがんは

外科的手術でキレイに

取り除ないほか、治療は

抗がん剤を使った

化学療法が主になる。

 

半年~1年くらい、

ほかのがん治療よりも

ずっと多い量を繰り返し

繰り返し投与すると、

白血病細胞がどんどん

血液から消えていくが、

正常な白血球も

減っていってしまう。

 

治療中に重い感染症になったり、

きつい治療になる。

 

白血病の場合はさらに、

骨髄移植や臍帯血移植がある。

 

それはもう、化学治療でも

治らなかった人とか、

タチが悪い白血病に対して行う。

 

移植治療の場合は、

ドナーさんの血液と

全て入れ替えるので、

すごい免疫の反応とかが、

起こってしまい、厳しい治療。

 

 

   

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抗がん剤と移植の治療をすることで、

かなりの白血病の方が治るが、

それでもどもで3割、大人で4割

以上の方が再発してしまう。

 

 

中沢先生が研究する

CAR-T細胞療法は、

体への負担が従来より、

少なくなる。

 

その方法は、がん患者の

免疫細胞をがんへの攻撃力を

高めて、患者に戻す治療法。

 

 

ウイルス感染した時に、

どうやってそのウイルスを

排除するかというと、

免疫細胞の1つのT細胞が

ウイルス感染した細胞を攻撃。

 

ウイルスは異物で、

自分じゃないので、

うまく排除できるが、

がん細胞は基本、自分

 

自分のがん細胞は

自分自身なので

T細胞はがん細胞を

排除しない。

 

自分の細胞から生まれた

がん細胞は攻撃対象ではない

 

 

そこで、遺伝子操作をくわえて、

がんに対してだけ攻撃力を

UPさせる治療法を行う。

 

 

T細胞は体内の異物を見つけ、

攻撃指示を出すヘルパーT細胞

 

その指示を受けて実際に

攻撃するキラーT細胞

 

キラーT細胞が自分の体まで

攻撃しないようにブレーキを

かける制御性T細胞

 

ところが、自らの細胞が

遺伝子変異してできた

がんに対しては、T細胞

異物と認識できない。

 

また、ほかにも、がんを

積極的に攻撃するNK細胞

と呼ばれる免疫細胞が

存在するが、T細胞

10分の1位しかおらず、

がんを抑えきれない。

 

 

   

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そこで、中沢先生が

研究しているのが、

異物を攻撃する

T細胞を遺伝子操作して、

がんを攻撃するように

作りかえる。

 

 

CAR-T細胞療法は

30年ほど近く前にアメリカで

研究が開始された治療法。

 

がん細胞が出す

独自のタンパク質に

くっつくパーツを

作れるように

遺伝子操作する。

 

遺伝子導入という技術を使い、

CAR-T細胞を患者T細胞

入れて、増殖させたものを

点滴で戻す。

 

それを利用し、

がんを捕獲。

 

ほかの細胞にも攻撃を

するように働きかけ、

最終的に狙ったがんを

駆逐する。

 

免疫を人工的な

タンパク質で作る。

 

 

   

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