今回は11月19日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
今回、捜索隊が向かったのは
熊本県の山のある小さな集落。
ここに番組と深い関わりを
持つ家へ向かった。
家主の方に案内されて
行ったのは仏壇。
それは以前、数多くの
ポツンと一軒家を紹介
してくれたこの村の
成尾元村長。
5年前に番組が始まった当初、
広い村に点在するポツンと
一軒家を順番に8軒も
紹介してくれた功労者。
成尾元村長といつも一緒だった
椎葉元区長は成尾家に伺う前に
玄関で再会した。
成尾元村長は昨年9月に
82歳で永眠された。
奥さんによると、
上に焼却炉持っていて、
ゴミ焼きに行こうと思って
4月の末に足を踏み外した。
階段から転倒し、意識が無くて
すぐに搬送されて、入院生活。
コロナでなかなか会えなくて、
携帯電話の画面越しの
面会しかできなかったそう。
最後まで会えず、静かに
眠ったように亡くなった
らしいという。
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高校を卒業すると、
村役場に就職し、
56歳の時に
村長選挙で初当選。
以来、4期16年、
村長を務めた成尾さん。
年々、住民が減っていく
過疎対策として、村の
名所でもある滝に
踏み板が透明のつり橋を
架けて観光客を誘致する
など、村のために長年尽力。
昨年9月に亡くなられた
際には、国や公共のために
功労のあった者に贈られる
正六位の位階を授与された
偉大な方だった。
コロナ禍が開け、久しぶりに
成尾家に電話をした際、
奥さんから訃報を聞いた
捜索隊は4年半ぶりに
お線香をあげさせて
もらおうと、お宅を訪ねた。
2022年9月に日本列島を
縦断し、各地に甚大な
被害をもたらした
台風14号の影響で成尾家が
ある集落から谷間を流れる
川に沿って伸びる道を700m
ほど進んだ所で、山の斜面が
土砂崩れを起こし、道路が崩落。
被災箇所の先に住む
世帯が孤立し、今も
復旧工事が続いている。
かつて成尾さんと椎葉さんに
案内してもらった藏座家、
森山家、半仁田家は麓の町や
親戚の家へ避難中。
やまなかけさヱさんは当時、
93歳で昔は集落の小学校の
教師をしていて、元区長の
椎葉さんも教え子。
夫を亡くして9年間、
ポツンと一軒家で
一人暮らししていた
たけもとちづこさんは
とても陽気で元気な人だった。
4年半ぶりにやまなか家と
たけもと家を訪ねることに。
椎葉さんに案内してもらい、
たけもと家に辿り着いた。
ちづこさんは83歳に
なっても、変らず元気。
昼食をご馳走になる。
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3㎞離れたお隣のやまなかさん
とは、コロナ禍もあって、もう
3年会っていないという
ちづこさんも椎葉さんの車に
乗ってやまなかさんに
会いに行くことに。
けさヱさんは4年半前、
畑仕事が日課で、
育てた野菜を眺めるのが
生き甲斐だった。
今は庭に出て眺める状態で、
長男と孫が畑を世話している。
98歳のけさヱさんは
その代わり、テレビを観たり、
新聞2紙を熟読するという。
あと2年2ヵ月で100歳を
迎えるやまなかさんの
誕生日にこの家にみんなで
集まり、お祝いすることが
3人の目標だという。
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