今回は9月23日放送の

ウソかホントかわからない

やりすぎ都市伝説 2022秋

やりすぎ都市電鉄

西武沿線の謎

を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

都市伝説を語るのは

ダーリンハニー 吉川正洋さんと

廣田あいかさん。

 

 

西武鉄道と国鉄

新宿駅 幻の乗り入れ計画

 

JR新宿駅 東口にやって来た2人。

 

西武新宿駅とは約400m

離れているので、ちょっと

不便に感じる方もいる。

 

吉川さんによると、

西武新宿駅の開業は1952年で

西武新宿線の中でも

3番目に新しい駅。

 

それまでは1927年開業の

高田馬場駅が始発駅で、

大都会 新宿への乗り入れは

長年の悲願でもあった。

 

1950年代 国鉄新宿駅前の開発で

新宿民衆駅ビル(現・ルミネエスト新宿)

の建設が開始される。

 

国鉄への乗り入れが

実現しなかった理由は、

西武線の利用客が急増し、

4両編成だった西武線の

電車が10両編成に長くなった。

 

6両編成までしか乗り入れ出来ない

計画だったので、乗り入れする事が

出来なくなってしまった。

 

その後、西武は独自路線を貫こうと

プリンスホテルの入った

巨大ターミナルビルを建設。

 

乗り入れ計画は幻に終わる。

 

 

吉川さんは、距離が離れていたからこそ、

その間を行き交う人が増えて

歌舞伎町をはじめ、いろいろな

新宿の街が発展していったのかも

知れないという。

 

 

   

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広すぎるホーム

「花」に隠された意味

 

吉川さんによると、

花小金井駅はかつて

ホームの真ん中に

もう1本の線路が

走っていた。

 

これは花見のシーズンだけに

走っていた臨時列車用の線路。

 

花小金井の駅名の「花」は、

「桜」を差している。

 

徳川吉宗の時代(江戸中期)、

すぐ近くの玉川上水沿いに

桜を植樹。

 

桜が根を張れば玉川上水の堤が

崩れにくくなり、春には桜目当ての

花見客が堤を踏み固めてくれる。

 

また、玉川上水の水は

江戸の人にとっての飲み水。

 

当時、桜の花びらには

解毒作用があると

考えられていた。

 

結果、その桜は小金井桜と

呼ばれて大評判に!

 

江戸時代から昭和のはじめ頃まで

桜の名所として広く知られた。

 

 

吉川さんによると、西武鉄道は

「小金井桜の花見をするなら西武で」

ってことで、観光客誘致のために、

この駅を花小金井

=花見を意識させる駅名

とした。

 

 

 

存在しない学校の

不思議な駅名

 

大泉学園駅、

大泉学園は存在しない。

 

吉川さんによると、

小中学校があるだけで、

大学とか研究所ってのはなくて、

いわゆる「学園都市」ではない。

 

この駅名の背景には後の

西武鉄道創業者 堤康次郎

発案した大規模な都市開発事業、

大泉学園都市計画が大きく

関係しているという。

 

堤康次郎は現在の一橋大学、

東京商科大学を大泉村へ

誘致することを計画する。

 

 

   

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当時、西武鉄道は畑や雑木林

ばかりだった大泉村の土地を買収、

インフラを整備してドイツのような

モダンな学園都市をつくるという

ふれこみで一気に住宅を売り出すが、

大学誘致に失敗してしまう。

 

 

なぜ、大泉学園という駅名は

残ったままなのか?

 

吉川さんによると、

駅名だけではなく、地名も

大泉学園に変更されていた。

 

モダンな街並みに整備されて、

高級住宅街の「大泉学園」に!

 

駅まで造られているということで、

現実的な理由でこの駅名が

残ったのかもしれない。

 

大泉学園の駅名

=地名まで変更された事で残った

 

 

   

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