今回は2025年9月14日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
深い森を切り拓いた敷地
白い屋根の建物が3棟
衛星写真で見つけた島根県の
ポツンと一軒家を目指す。
島根県のポツンと一軒家を
目指し、出雲空港から
3時間弱走り、最寄りの
集落に到着。
少し動いた車を発見し、
乗っていた女性に話を聞く。
夫婦に衛星写真を見てもらうと、
残念ながら、目指すポツンと一軒家
には今はもう、誰も住んでいない。
空き家になった家の持ち主は、
麓の集落に住む80代のムラカミさん。
夫を亡くした今も、山奥の土地と
建物を一人で管理しているそうだ。
むらかみさんに連絡をしてくれて、
奥さんが自宅まで案内してくれた。
むらかみさんに衛星写真を
確認してみると、目指す
ポツンと一軒家はむらかみさんが
持ち主で、夫の実家だという。
ハツラツな笑顔で捜索隊を
迎えてくれたポツンと一軒家の
あるじ むらかみふみこさん85歳。
ふみこさんは以前、
ポツンと一軒家に居住し、
田んぼも作ってたけど辞めて、
山を下りて60年になる。
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それでも通って、田んぼは
作らないが、畑は少し栽培。
夫は3年前に亡くなり、
1人で山通いして、
野菜を育てている。
先祖様が苦労して求めた
土地があるので、むやみに
してもいけないと感じている。
子供2人は1ヵ月に1回は
毎年、帰ってくる。
一緒に行く取材交渉成立。
今日は馬鈴薯を掘ろうかなと
思っていたというふみこさんの
車の後について、山の上の
ポツンと一軒家へ辿り着いた。
物置や車庫はあるが、
築100年以上の茅葺きの
母屋はだいぶ前に解体した。
元田んぼだった場所は
植林しないと、そのままで
置いたら、藪になって
来れなくなるため、
荒れないように自分で植えた。
田んぼは出る直前までやって、
出てから3年くらいは通って、
食べるくらいは作った。
元々、この辺りは
7軒くらいあった一集落で、
むらかみ家が最後に
山を下りた。
昔から大雪が降り、
積雪は2mほどになる。
農業だけではやっていけず、
炭も売れなくなったような
感じで、生活が困窮。
子供が通学困難で、
保育園にはふみこさんが
バイクに乗せて、バス停まで
連れて行った。
昭和49年に一家5人で山を下り、
田んぼを宅地造成した住宅地に
家を購入した。
麓へ移住後も、山の上の
土地は手放さず、管理した。
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母屋はなくなってしまったが、
今も毎日、畑に通っている。
35年前に夫婦で半年かけて、
母屋を解体。
ふみこさんは隣町出身で、
実家は農林業をしていた。
7人兄妹の真ん中で、
女だけで言ったら、
次女として生まれた。
高校は行かずに
看護師さんになりたいって
言ったら、姉が山口県に
いて来てみんか?と言われて、
山口県へ。
個人病院に勤務したら、
父親が脳卒中になったから
実家に戻って、父を介護。
帰って間もなく、
縁談話があった。
結婚する気はなかったが、
裏の方でまとまって、
お見合いに。
人手が必要で5月の田植えに
間に合うように、すぐに結婚。
花嫁衣装で山登りした。
島根県の山奥で農林業を営む
むらかみ家の一人息子として
生まれたふみこさんの亡夫の
父親は、38歳で戦死。
地元の中学・高校を卒業し、
家業を継いだが、子どもの頃から
体が少し弱かった。
仕事にならんから、ふみこさんが
人を雇ったりして、なんとかしたが、
生計は立たないので、原木椎茸を
栽培した。
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