今回は4月14日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組で今回は、

愛媛県にあるポツンと一軒家

 

山に切り拓かれた土地

大小2棟の建物 赤い小さな物

のあるポツンと一軒家を目指し

最寄りの集落から捜索を開始。

 

車を走らせていると、

右側に田んぼがある

のどかな場所に辿り着く。

 

道路の真上には、

藁みないなものが吊るして

あったので調べてみると

それはこの地域に伝わる

厄除けのお守り。

 

元々は大きな草鞋を

村の入り口に吊るし、

村に大男がいると思わせ

災いと退散させるという

伝統的な事だそうだ。

 

草鞋の下をくぐって

高台の集落に入ると、

正面の畑に住人発見!

 

1人で畑を耕している

お母さんに道をお伺いすると、

はっきりとはわからないが、

ヒノさんのお宅ではないかという。

 

 

隣の畑の男性の方が詳しいと

教えて貰い、その男性の元へ行き

尋ねてみると、ポツンと一軒家

主は、60代前半のヒノカネトシさん

という情報を得る。

 

舗装はされているが、車一台分

の道幅しかない左側が崖の狭い

所を走行していく。

 

すると道が二股に分かれて

いたが大きな家を発見!

 

   

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ポツンと一軒家の主は、

ヒノカネトシさん63歳さん。

ところが、今ここには住んで

いないという。

 

ヒノさんが小学校1年生までは

住んでいたが、それ以降は

下の町の方に出て行ったようだ。

 

そして今、定年になって

帰って来て、農作業を

したりしているのだそうだ。

築およそ150年のお宅で、

兄弟2人で麓から実家に

週5日通って来ている。

 

母屋と蔵のあるヒノ家、

昔はもう一軒

茅葺屋根の家も並んでいたが、

両親の代に一度、家を手放して

いると話す。

 

それは、カネトシさんが

小学2年生の時、その場所は

鉱山事業で採掘した土砂を

捨てる場所として土地を

全部、用地買収にあって

ここを離れるような形に

なってしまい、ヒノ家も

山を下りていた。

 

だが、鉱山事業が採算ベースに

合わないという事で、

その鉱山事業の計画が頓挫していた。

 

家を返還されるが、一家は麓で

生活し、30年間空き家で老朽化する。

生家の惨状を目の当たりにした

カネトシさんは、建物が

かわいそうやし、哀れやな

と思い何とかしたいと思った。

 

兄のヨネオさんに声を掛け、

屋根や骨組み、土台に至るまで

ほぼ兄弟2人で10年掛けて

修繕させていた。

 

ヨネオさんは、元バス会社勤務で

カネトシさんは、元保険会社に勤務

大工仕事の経験は未経験で兄弟が

協力して修繕。

 

まだ未完成で、この日は

ストーブの煙突を

設置していた。

 

 

   

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今年、新しい薪ストーブを

入れる前まで使っていたという

年季ものの古い薪ストーブに

ホームセンターで購入した

真新しいステンレス製のパイプを

家の外で取り付けた煙突とつなぐ。

 

薪ストーブの暖を全体に回すため、

シーリングファンも取り付けた。

 

玄関土間の奥の板間には、

囲んだ囲炉裏。

 

古い框を外して、新しく作って、

ここで食事する時に

お茶碗や湯呑を置けるように

カネトシさんが框を作っていた。

 

その奥には、町で使っていた

古くなった流し台を持って来て、

料理を作れるようにするなど工夫。

 

家の修繕をしながら畑も

耕作するヒノ兄弟

 

定年後の一番の楽しみは、

畑仕事で大根・白菜・小松菜など

季節ごとに5種類ほどの野菜を

自家用に育て、収穫した野菜で

昼食を作るそうだ。

 

空き家のまま老朽化がすすんだ

生家を兄弟が力を合わせて

よみがえらせていた。

 

 

   

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