今回は2月24日放送の
チコちゃんに叱られる!
なぜ関西人は
どこでも関西弁をしゃべる？
を振り返ってみたいと
思いますので
宜しくお願い致します。
なぜ関西人は
どこでも関西弁をしゃべる？
詳しく教えて下さるのは
同志社女子大学 日本語
日本文学科 教授
中井精一先生。
関西弁とは、大阪・京都・
兵庫・奈良・滋賀・和歌山・
三重で話される方言。
これを学術的に総称して
「近畿方言」そんなふうに
呼んでいる。
近畿方言と呼ばれる関西弁を
話す人は、約2,000人以上で、
一番話されている方言だという。
学校では共通語の読み書きは
学ぶんだけど、共通語の
アクセントとかイントネーションは
全く学んでいないから、
関西弁しか話せない。
そこで、東大阪市にある
東大阪市立 成和小学校で
国語の音読の授業を
見学させてもらう。
すると、共通語の読み方は
習っていたが、授業では
関西弁を使い、共通の
アクセントは教えて
いなかった。
授業を見学させて頂いた
先生によると、ずっと今までの
自分の先生たちも関西弁で
ずっときてたっていうのも
あったりする。
もし、授業で共通語で
やろうねってなると、
子ども達が笑って
授業にならないかな？
と言っていた。
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全国の小学校に配られる
国語の学習指導要領には、
共通語を用いることが
重要な場合を判断しながら
話すことができるように
することが重要
出典:文部科学省
つまり、共通語は必要に応じて
話せるようにするとのこと。
なぜ、このような指導方針に
なっているのか中井先生によると、
関西の人たちって関西で生まれ、
関西の学校に行き、関西の職場で
生きてくっていうふうに
思ってた人も多い。
そうすると、共通語を
覚える必要はない。
つまり、その地域の要請として
共通語を選択していない。
共通語を学ばなければならない、
身につけなければならないっていう
地域の要請がないので
学校の先生たちもやっていない。
関西には大阪や京都、神戸などの
大都市があり、昔から関東には
行かず、関西だけで生活する人も
多いという。
関西人がどこでも関西弁を
しゃべるのは共通語を
話す必要がないから。
そのため、先生も共通語の
アクセントを教えない。
しかし、地元を離れた
他の地域の人の意見は…
福岡県出身の女性は、
方言を出すのが恥ずかしい。
青森県出身の男性は、
通じなさすぎて、何喋ってるか
わからないと言われるので、
変えた方がいいと思っているという。
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もともと使っていた方言から
共通語にかえて話し始めるのに、
関西人は地元を離れても
関西弁のまま。
中井先生によると、関西人は
自分たちを地方と思っていない。
関西は日本全国の中で
首都圏に次ぐ都会。
他者の評価が高いゆえに、
そうすると自分たちの
自己評価も高くなる。
関西弁は都会のことばだから、
無理に共通語を話す必要がない。
中井先生によると、
関西人がどこでも関西弁を
しゃべる他の理由として、
ひと昔前までは関西の方と言えば
ドケチなイメージを持たれていた。
けれども、近年はテレビなどに
ご出演するお笑い芸人さんの
影響で関西弁にいい印象を
持つ人が増えて多くなったから
ではないかという。
なぜ関西人は
どこでも関西弁をしゃべる？
先生が関西弁だから
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