今回は2024年12月5日放送の
林修の今知りたいでしょ!
最新学説&冬の最強睡眠法
を振り返って
みたいと思います。
最新研究によると、睡眠不足は
認知症・高血圧・肥満など、
様々な病を引き起こす可能性が
明らかになってきた。
2023年に世界最大の科学賞である
ブレークスルー賞を受賞した
脳研究25年 睡眠学の世界的権威
筑波大学 国際統合睡眠医科学研究
機構 機構長の柳沢正史先生が、
冬の睡眠の悩み 全て答えます。
冬の不眠対策・・・
寝室の暖房をつけて寝る!
質の良い睡眠は、
寝室の温度がカギ。
室温が低いと就寝時に
寝具が冷えている。
WHOは「冬季の室温は
18℃以上が望ましい」と
推奨しているが、柳沢先生の
寝室の温度は21~22℃に
保っているという。
部屋と布団の中
温度差があると危険!
柳沢先生によると、
鼻に温度センサーがあって
室温と布団の中の温度差を
感じると鼻詰まりの原因に
なってしまう。
温度差で睡眠の質を
下げる可能性も!
ヒートショックを起こす
リスクも増え、
本当に危険な状況。
寒い部屋に急に出て行く
ことによって、末梢血管が
急激に収縮して、最悪の場合は
それがきっかけになって、
心臓発作・心筋梗塞や脳卒中を
起こしてしまう場合もある。
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室温を快適な温度に上げるのが
一番、睡眠学的には良い。
今 急増中!?
覚醒依存症
睡眠時間を削って
活動することを表現した俗語、
睡眠キャンセル。
睡眠キャンセルは覚醒依存症。
「寝なきゃ」とわかっていても、
起きて何かをしている。
脳のパフォーマンスのためにも、
健康のためにも、
睡眠キャンセルは最悪。
欧米の先進国では、
認知症が減りつつある疾患。
柳沢先生によると、
認知症が減ったと考えられる理由
①食事
②運動
③教育水準の上昇
日本は何故か増加傾向にある。
まだまだ、はっきりしない
部分もあるが、日本人特有の
睡眠不足が認知症と
関わっているのでは?
認知症意外にも、睡眠不足は
肥満・高血圧にも関係することが、
海外の様々な研究で判明。
睡眠時間を確保すると
脂肪燃焼率約55%UP!?
睡眠と脂肪燃焼について
シカゴ大学の研究
Arlet V Nedeltcheva et al., 2010, Ann Intern Med
カロリー制限をした食事をする
2つのグループで、それぞれの
睡眠時間を8時間半と5時間半に
変えた結果、8時間半のグループの
ほうが、脂肪燃焼率が約55%高かった。
よく眠ったほうが、
ダイエットになる。
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睡眠が不足していると、
食欲を促進するホルモン
「グレリン」が増加。
食欲を抑制するホルモン
「レプチン」が減少することが
知られていて、睡眠不足になると
たくさん食べてしまう。
寝る子は育つ
寝ない大人は横に育つ
冬は体が寒気にさらされるので、
高血圧の頻度が上がる季節。
高血圧を予防するためにも、
健やかな睡眠は極めて大事。
睡眠不足でも
高血圧のリスクが増加
ハーバード大学などの研究で、
25~42歳女性 約6万人を
16年間追跡調査すると、
2万5千人が高血圧を発症。
Aileen Seidler et al., 2023, Frontiers in Neuroscience
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