今回は6月7日放送の

ビーバップ!ハイヒール

忍者の正体を振り返って

みたいと思います。

 

城や屋敷に忍び込み、

情報を盗み出す謀報活動のプロ。

 

時には、忍者ならではの武器で、

敵を殲滅させ、不思議な忍術を使い

最後は姿を消す事ができる。

 

時代を問わず、忍者を題材とした

作品は多く、人気を集めている。

 

忍者の歴史は、南北朝時代に

激しい争いの中、各地の

有力者たちが情報収集・潜入活動

などの技術を洗練させていったのが

忍者のはじまりとなったという。

 

以降、徳川家康武田信玄

といった大名も、忍者を戦術に

取り入れ、忍びを使わない

武将は存在しないと呼ばれるほど

広まっていったとされる。

 

忍者といえば、戦闘のプロと

いうイメージがあるが、

本当の忍者の姿は滅多に

戦わなかったようだ。

 

忍者とは、スパイのような

存在で、敵と退治する事より、

生きて情報を持ち帰るのが

任務なのだそうで

戦うのは最後の手段。

 

 

また十字型の手裏剣も

欠点だらけだという。

 

投げる武器なので、

沢山、携帯して置かないと

意味がないのに、

鉄で出来てた手裏剣を

大量に持ち運ぶには

重すぎてしまう。

 

軽快な動きを求められる

忍者には不向き。

 

また、鉄は高価なものだったので、

勿体無く思い、投げるのを躊躇

してしまったそうです。

 

実際に忍者がよく携帯していたのは、

クナイ穴を掘ったり壁を登る足場

として使用するほか、緊急時の

武器にもなっていた。

 

 

そんな忍者の本当の姿を

教えてくれるのは、

三重大学 人文学部

吉丸雄哉准教授。

 

著書 忍者の誕生では、

本当の忍者の姿を

解説しているという。

 

 

忍者の誕生

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吉丸准教授は、本当の忍者は、

情報を得ることを重視していました。

 

実は日本の歴史を支え、

動かしたのは忍者だと言っても

過言ではないという。

 

 

   

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忍者の真実

 

黒装束は着なかった!?

 

敵地に乗り込み隠密行動をしなくては

ならないのに、一目で忍者と

わかりそうな黒装束

目立ちすぎてしまう。

 

黒装束というイメージがついたのは、

観客が一目で忍者だと認識できるように

歌舞伎で衣装を黒装束にしたのが

はじまりとされ、その名残から

忍者=黒装束と広まるようになった。

 

本当の忍者は、潜入先の住民や

風景に馴染むような変装を

していたとされる。

 

町民から情報を聞き出す時には、

町民商人お坊さん・山伏に変装し、

潜入先の方言を話せるように

訓練していたそうです。

 

また、城や屋敷の様子を

外から見るときは、顔を隠す

ことが出来、偵察に適している

虚無僧に変装していたという。

 

城や屋敷に潜入する時は、

放下師猿楽師になり、

大名に気に入られれば、

城の中に招いてもらったり、

重要な情報を集める事ができる。

 

 

七方出と呼ばれる、

忍者の基本変装術には、

虚無僧 お坊さん 山伏

町民 商人 放下師 猿楽師

が、あったという。

 

 

   

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将棋が強かった!?

 

当時の庶民の娯楽は将棋で、

知らない土地の人と

仲良くなるのに大切な

コミュニケーションツールで、

忍者には、誰とでも相手が

出来るように人並み以上の

腕前を持っていたという。

 

 

 

将棋に勝ってはいけない!?

 

秘密を聞きだす上で重要なことは、

うつけ者を演じる。

 

賢く振舞うと相手は、気分を害して

口を閉ざしてしまう。

 

相手に喋って貰うためには、

気持ちよくさせる事が大切。

 

 

 

潜入には穴を掘る

 

鉤縄を使って、城や屋敷に

潜入しようとすると、

見張りに見つかる危険性が高い。

 

潜入のために忍者は、

穴を掘ってトンネルを通す事が

多く、完成までに数ヶ月

掛かることもあったそうです。

 

また、木壁ならば

塩水を吹きかけ、木を腐らせ

穴を開けていたという。

 

 

   

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