今回は2月21日放送の

ビーバップ!ハイヒール

和文様の世界

の回を振り返って

みたいと思います。

 

着物手ぬぐいなどの

和文様はただのデザイン

ではなく、先人たちの願いが

あるという。

 

日本人の生活に根付いている

和文様の歴史は古く、時代ごとの

人々の願いや物語が隠されている

というのだ。

 

 

松紋は、1千年といわれる樹齢、

四季を通じて変わらない緑の葉を

持つ松に込められた思いは延命長寿

 

縁起の良い文様を吉祥文様と呼ぶが、

松紋はその筆頭格で、樹木をモチーフ

とした文様は数多くある。

 

南天の木を模した南天紋に込められた

願いは、病気平癒で、古来 南天の実を

生薬として、咳止め腹痛の治療に

使われていたことに由来し、

親しまれるようになった。

 

2020年に開幕する東京オリンピック

採用されたのも、市松模様

 

単色の正方形を交互に配した非科学的な

格子模様だが、その歴史は古墳時代の

埴輪に市町模様が使われ、柄が

途切れることなく続く、この文様に

込められた願いは繁栄

 

江戸時代までは、その見た目から“石畳”

と呼ばれ、形は単純でわかりやすく、

戦場でも目立つ事から、武家の家紋にも

よく使われていたそうです。

 

江戸時代、それが庶民の柄として定着し、

愛されるようになったきっかけは、

京都で生まれた1人の人気歌舞伎役者

佐野川市松が好んで使った事から、

いつしか”市松模様”と呼ばれるように。

 

東京オリンピックでも相応しい和文様

 

 

   

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和文様について教えてくれるのは、

伝統文様研究家の成願義夫先生!

 

着物デザイナーで伝統文様研究家。

 

 

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和文様の正しい理解を深める

活動を行っているそうだ。

 

成願義夫先生は、日本の着物は

1000年以上続く伝統文化の根幹で、

そこに表されてる文様には、

日本人の美意識が現されているという。

 

和文様の種類について、

日本の歴史は千年以上あり、

成願先生が知っているだけでも何百、

それのバリエーションというのを

考えると何千、家紋だけとっても

わかっているだけでも2万種類家紋

あると言われているので全部数えたら

とんでもない数字になるという。

 

 

   

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時代劇に登場する女性が

よく着ている矢絣

バ○殿でもお馴染み

 

矢絣紋は、矢羽を模して

作られていて、射た矢が

戻らない事から結婚する

女性に縁起がいいという。

アンガ田中の相方

 

勝虫紋は、立身出世必勝祈願

 

トンボは飛びながら獲物を

的確に捕らえ、その俊敏さと

攻撃力から、たくましさの

象徴として武士に好まれたという。

 

 

蝶を模した蝶紋は、卵から

生まれて青虫に姿を変える

美人祈願不老長寿

 

サナギから成虫へと姿を変える、

命が蘇るように蝶になることから

羽化登仙という修行を積んだ

仙人に例えられていたそうです。

 

とくに平安貴族に愛されたが、

次第に不老不死への願いを込め、

武士たちが鎧兜に使うようになり、

広く親しまれた。

 

 

蜘蛛の巣で獲物を待つ

蜘蛛紋には、朝 蜘蛛が下りれば

待ち人が来るという言い伝えがあり、

蜘蛛の巣に獲物がかかるように

待ち人が来ると、待ち人祈願

の願いが込められているという。

 

 

麻の葉紋には、麻の葉のように

育ってほしいと産着に使われ、

厄除け祈願が込められている。

 

 

   

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