今回は3月21日放送の
ビーバップ!ハイヒール
絵画ミステリー
名画に潜む変な生き物たち
の回を振り返って
みたいと思います。
現在、大阪市立美術館では
5月12日迄、フェルメール展が
開催されているという。
そんなアートブームの立役者の
一人、作家の中野京子先生は
名画に秘められた数々の謎を解き、
”怖い絵”ブームを巻き起こして
いるという。
中野先生が今、注目しているのは
絵画の中の”生き物”で、西洋絵画
には多くの生き物が登場している
そうなのです。
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それは何故、描かれたのか?
そこには様々な謎が隠されている!?
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ルネサンス時代の巨匠
ティツィアーノが描いた
ウルビーノのヴィーナス
という作品は、絵の依頼主が
新妻に贈ったもの。
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この絵は、夫から妻へ
あるメッセージが
込められているようだ。
この絵の注目すべく点は、
足元で眠っている犬
なのだという。
犬は忠実のシンボルで、
犬を描くことで、
夫への貞節や夫婦の誠実を
表現していた。
一方、マネが描いた
オランピアと比べてみると、
構図はほとんど同じだが、
注目するべきは描かれている
生き物が犬から猫へ変わっている事。
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この作品を見た当時の人々は、
驚愕していたという。
黒猫は、西洋では魔女の遣い
とされ、不吉の象徴。
さらに自由や好色などの象徴で、
絵の中の女性が、ヴィーナスではなく、
娼婦である事を暗示し、当時は
裸婦像は神話以外禁止だったため、
背徳的な絵として、大スキャンダルに
発展していたようです。
描かれている生き物で、
印象やメッセージが変わる。
中野先生によると、
その生き物が、絵の中でどんな
意味を持つか、それを知っていると
絵画鑑賞がより楽しくなるという。
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レンブラントの放蕩息子と酒宴
という作品は、レンブラントと
妻が描かれ、孔雀の姿もある。
この孔雀は、虚栄・贅沢・うぬぼれを
表す悪い意味だという。
妻の財産で贅沢している自分を、
孔雀とともに描くことで表現
したものだそうです。
カラヴァッジョの
トカゲに噛まれた少年という
作品には、同性愛に対する
メッセージがあるという。
トカゲ(カナヘビ)に
噛まれているのが特徴。
交尾の際 オスがメスに激しく
噛みつく事から、カナヘビは
ハードな行為を表現するには
ピッタリの生き物だった。
花瓶の下に転がる果物、
ブラックチェリーも
その一つ。
コプリーのワトソンと鮫
という作品には、未来への
希望が込められているという。
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