今回は3月30日放送の

世界まる見え!テレビ特捜部

3時間SP

30周年SPにさんまが登場!

世界まる見え!30周年

池上彰が解説

世界まる見えと世界情勢30年史

を振り返ってみたいと思いますので

宜しくお願い致します。

 

 

池上彰さんによると、

テレビ番組の変化は

世界の経済事情と

大きく関係している事が

見えてくるという。

 

世界まる見え!テレビ特捜部

放送開始は1990年で、当時の

日本のテレビには、海外ロケに行って

世界の情報を発信する番組が数ある中、

まる見え!テレビを見れば世界がわかる!

をコンセプトにしてスタートされた。

 

テレビ先進国と言われ、ケーブルテレビが

発達していたアメリカのマニアックな番組や

中国のビックリ映像、あるいは世界の秘境や

風習・一般の方が撮影したホームビデオの

ハプニング映像などを紹介してきて、

まる見え!はロケには行かず、世界中から

番組を集めて紹介するスタイルだった。

 

これが30年続く長寿番組の

重要なポイントの1つだという。

 

 

   

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番組が始まった翌年の1991年に

バブル崩壊という経済的な

大事件が起きた。

 

テレビ業界も同じで、沢山お金を使って

海外ロケをしていた番組が減少する中、

まる見え!はロケには行かず、世界の

テレビ番組を取り寄せて紹介する

スタイルだったので、無事生き残り

長寿番組になっていった。

 

そんな番組開始当初、好評だったのは

アメリカの「レスキュー911」、

イギリスの「999」といった

レスキュー隊の活躍を描いた番組で

実際に起きた事件や事故を

再現ドラマにして紹介するもので

当時は珍しかったそうです。

 

現在の日本テレビでは、

当たり前のようになった

再現映像が見られますが、

そのきっかけはレスキュー番組に

あったかも知れない。

 

また、日本のゴールデンタイムでは

普通ならば放送するのが難しい

お色気番組などもまる見え!

世界を知るという名目で

どんどん紹介され人気が

あったそうです。

 

 

1991年の12月に

ソビエト連邦崩壊

 

それまで秘密とされていた

国内の情報が明らかになる。

 

まる見え!でも、ソ連時代には

中々見ることの出来なかった

ロシアのバラエティー番組

などが見られるようになった。

 

例えば、一般視聴者が自家用車で

参加するゲーム番組で本物の

モスクワ警察と追いかけっこをして

30分間逃げ切れば高級車が

もらえるというソ連時代には

考えられない番組でした。

 

 

この頃 まる見え!では、ニュースなどで

たまに見られる程度だった

朝鮮民主主義人民共和国、

北朝鮮の映像も積極的に取り寄せ、

マスゲームなどの貴重な映像を紹介。

 

そして、まる見え!で紹介した番組や

映像の中には、日本のテレビでは

いち早く紹介したものもあった。

 

 

   

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パパラッチとは、有名人の

スクープ写真を撮るカメラマン。

 

知られざる先住民族なども紹介、

ゾエ族というブラジルの

アマゾンに暮らす人々の映像は

とても貴重だった。

 

木で作った筒状の装飾品を

下唇に穴を開けてくっつけていた。

 

 

放送開始から11年経った2001年、

世界を震撼させた大事件、9.11

 

アメリカ同時多発テロの様子は、

テレビで生中継され、世界中の

人々に衝撃を与える。

 

これによってテレビ業界では、

あまりにショッキングな映像は

子どものトラウマになると、

衝撃的映像のテレビ放送が

自主規制されるようになった。

 

まる見え!でも、料理番組や

動物のドキュメンタリーなど、

比較的 穏やかな映像が多かった。

 

 

2004年 日本で海外ドラマ

冬のソナタ」が大ブーム。

 

これをきっかけに、

韓国の大衆文化が大流行。

 

韓流ブームの裏には、1997年に起きた

アジア通貨危機と呼ばれる

経済重大事件が関係していた。

 

韓国は国家的な経済危機に直面。

 

そこで経済対策の1つとして

エンターテインメントの

海外輸出を積極的に

行うようになった。

 

 

それがうまくいった

まる見え!にも韓国料理を

沢山紹介するなどの

影響があった。

 

 

   

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