今回は10月21日放送の
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる
山奥にある一軒家を調査する番組で
岩手県のポツンと一軒家を聞き込みすると
何でも知っているというヒラツカさんを
紹介してもらい行ってみる。
そしてヒラツカさんは、ポツンと一軒家を
知っていて、この地域に他から来て
住んでいる人達が十数戸あり、
移住者第1号だという情報を得る。
ヒラツカさんから教わった道を進むと、
道路の舗装が途切れていた。
深い森の砂利道を進み、目の前が
開けた所にコンテナと森の木の中に
埋もれ錆びたトラックを発見する。
さらに営業中の看板と家発見。
家の敷地内に入って行くと、
数人の男性の姿があった。
家主に話を聞いてみると、数人の男性は
たまたま土日で手伝いに来てくれてる
この辺りの人だと教えてくれた。
営業中の看板についても伺うと、
自然が営業中ですよってことだという
ことでお店ではなかった。
ポツンと一軒家の家主はコンノさん
71歳で、この番組をみていると
快く迎えてくれた。
深い森の奥に草木が生い茂った
広い敷地の中に、小さな木造の
建物が何棟も建っている。
コンノさんの話によると、
ここは子どもたちの合宿所にしていて、
子供たちの自然体験とかそういうのを
させようと思ったという。
青少年村などの立派なものとは違い、
水は汲み水で、水車で発電など、
もっと原始的なもの。
コンノさんは神奈川県小田原市出身で、
北海道の酪農大学で酪農を学び、岩手県の
食肉加工の畜産牧場に就職していた。
5年後の27歳で独立し、岩手県の山奥に
3万坪の土地を購入して畜産農家を
はじめることに。
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門をくぐってすぐある家を最初に建てて、
大きな薪ストーブを置いた土間と、
奥に六畳一間ある場所で一人で生活し、
仕事するも2年で廃業。
コンノさんは、畜産っていうのは全ての
生活の素だと思っていたが、
そういう人にはなれないと思ったという。
それでも3万坪もある土地を生かしたいと、
子供たちの夏合宿とかに
利用しようと考え付いた。
そのアイデアを形にするために、
独学で大工仕事を学び、
20年で12棟の施設を建設していた。
ここの木を切って製材したり、
要らなくなった焚き木をするような
材料を貰ってほとんどが
手作りで建てたそうだ。
多い時は、30人以上の子供たちが
宿泊して、大自然の中で体験学習を
学んでいた事も!
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大量の角材が並び、真ん中に大きな石の
ブロックが積まれている建物の中では、
薪と大鋸屑で火起こし体験ができる
場所になっているという。
そこでは、火と水があれば生きられる、
サバイバルできると教えている。
調理もお風呂も薪で焚き、
火の有難さを学べる。
露天風呂も廃材で造られていて、
敷地内を流れる小川も、沢から
水を引いたコンノさんの手作り。
今は、ここに訪れる子供は年々減少して、
ほとんど来なくなり、施設の老朽化が
進んでしまっているという。
それを修復するために仲間が集まって、
修復に協力してくれている。
コンノさんは今、キノコの夢中で
自然栽培の環境を作りたいので、
薪にするのに失敗したような木を
伏せておけば、キノコが出るかな?
と思ったらその通りに出て感動したと明かす。
30年前に結婚を機にコンノさんは
麓の町に移住して、夫婦で喫茶店を
経営しているという。
コンノさんは、毎朝3時に起きて
山に向かい、9時まで一人で過ごす
のが日課で、取材時は
偶然山にいたのだそうだ。
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