今回は11月11日放送の

ザ！世界仰天ニュース

謎のアレルギーSP

自分のアレにアレルギー

を振り返ってみます。

 

 

 

2019年1月　神奈川県横浜市

この町に住む小学4年生の少女。

 

3学期の修行式前日、久々に友達に

会えるのを楽しみにしていたが、

突然発症した。

 

その時、少女の瞼は赤く腫れあがり、

激しい痛みを訴える。

 

そして、体が痙攣し、

呼吸困難になってしまった。

 

すぐに救急病院へ行くと、

担当した医師から

アナフィラキシーショックを

引き起こしたのではないかと

診断する。

 

処置を受けると、少女の症状は

落ち着いたので、この日は家に

帰る事にしたという。

 

小児アレルギー専門の医師を

紹介され、4日後に予約を入れた。

 

その間に何かあっては大変だと、

アレルギーについて調べる。

 

食べ物が原因なのか？と、

何を食べたか思い出して、

原因を特定するために

ノートに書いた母。

 

だが、テレビゲームの最中に

何か特別な物を食べた

訳でもないのに突如、

顔が赤く腫れてしまっていた。

 

かゆい訳でもなく、症状はすぐに

落ち着いたそうですが、今度は

宿題の漢字を書いている時に、

痒くなり、腕に蕁麻疹の症状が。

 

家の階段を上っただけでも、

アレルギー症状が出てしまう。

 

幸い、呼吸困難などの激しい症状が

出ることはなかったそうだが、母は

気の抜けない状態が続く。

 

 

   

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そして、予約の日。

 

少女は検査入院し、

血液検査の他に、

食べ物の検査を

行ったが、食べ物には

全く反応しなかった。

 

そこで、可能性のあるアレルゲンを

皮膚に入れ、反応を見る皮内テスト

という検査をする。

 

この時、医師は発症前の

少女の行動から、あるアレルギーを

疑っていたそうだ。

 

検査の結果、少女は自分の汗に

アレルギー反応を示している

ことがわかった。

 

それにより、コリン性蕁麻疹

というものを発症。

 

コリン性蕁麻疹とは、運動や入浴

精神的緊張などにより発汗する

事で出る蕁麻疹。

 

通常の蕁麻疹はかゆみを伴うが、

コリン性蕁麻疹は痛みとかゆみを

伴うのだそうです。

 

この病気は、まだ良く分かっておらず、

特効薬もないらしい。

 

減感作療法という患者のアレルゲンを

少しずつ体内に入れ徐々に慣らし、

それに対する過敏な反応を減らす治療法が、

コリン性蕁麻疹に比較的有効とされているそう。

 

すぐに少女の汗を回収し、治療を

始めようとしたが、少女から汗が

ほとんど出なかった。

 

医師が疑ったのは、

特発性後天性全身性無汗症という、

運動した時や暑くて湿度が

高い環境にいても汗をかけない

難病とのこと。

 

無汗症の人の場合、体温調節が

出来ないため、熱中症を容易に

発症しやすく、発熱・めまい・

意識障害などの症状が

出る事があるという。

 

 

   

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少女は、無汗症である事が判明。

 

専門家の福永先生に話を聞くと、

無汗症でも汗はかくが、汗が

皮膚の外にうまく出ないだけで、

中では汗を作っている。

 

それが皮膚の下で漏れて

しまっている可能性があるという。

 

その漏れ出た汗が汗の管の周りにいる

細胞に働いて、ヒスタミンなどの

蕁麻疹の原因となる物質を

たくさん作ってしまったために、

アナフィラキシーになったと

思っている。

 

そこで母親は学校にも娘の

その症状を伝えたが、子どもに

付き添うことが出来なければと、

病院の院内学級を勧められる。

 

少女の唯一の楽しみは、

同級生とのおしゃべりだったが、

少し盛り上がると症状が出てしまう。

 

友達だけには見られたくなかった。

 

この頃から少女は、感情を

表に出すことがなくなり、

笑わなくなる。

 

 

少しでも良くなる方法がないか？

と、母親が必死で調べると

体に熱がこもって起こるかゆみ等に効く、

白虎加人参湯という漢方薬を見つけた。

 

医師と相談して、抗ヒスタミン薬と

一緒に服用と同時に、免疫療法を兼ねて

毎日20分、親子で家の周りをゆっくり散歩。

 

すると、軽度の運動をしても

発症しなくなったそうだ。

 

1年半ぶりに学校にも通い始め、

笑顔が戻っていた。

 

専門家の福永先生に話を聞くと、

全ての患者さんに漢方薬が

効くわけではないという。

 

世の中には、まだまだ辛い

アレルギーが沢山ある。

 

 

   

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