今回は7月24日放送の
NHKあさイチ
「非正規」の職場の悩みを解決
の回を振り返っていきます。
残業・有給・パワハラ・セクハラ等、
悩みは人それぞれ。
雑貨屋で働く契約社員Aさん、
4年働き続けた会社は、正社員と
パートの信頼関係が厚く、とても
働きやすかったそうだ。
が、新たにやって来た2人の正社員が
異動してきたことによって、今まで
皆が一生懸命にやってきたことに対し、
全てをダメ出しされたという。
間違えた事による徹底追及や、
人格否定に近い言い方をされるなどで、
どんどん辞めていく人もいたそうだ。
そこでAさんは店長に相談すると、
店を良くするために言っている事
だから我慢して下さいと言われたそうだ。
しかし、かつての職場環境を
取り戻したいAさんは、
改善大作戦を考えた
まずAさんは正社員だった
元同僚に2人の態度をどう思うか
意見を聞くと、やはり、それはおかしい
となったので、どこかに声を
上げようと思った。
ポイント① 記録の作成
Aさんは一か月かけて、
問題の正社員2人には
どのような言動や態度が
みられたか同僚数人に
聞き取り調査を行った。
日付や時間などを
詳細にメモする。
ポイント② 署名集め
次にAさんは3ヵ月の時間を費やし、
絶対に強要はしないようにして
慎重に進めていたという。
ポイント③ 第三者に判断を託す
声を掛けた8割の人が署名、
メモと一緒に署名を本社の
人事部に提出したそうだ。
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すると本社は、2人の正社員から
聞き取り調査を実施し、3ヵ月後、
2人は別の店舗に異動。
8ヵ月後、元の明るさを
取り戻したそうだ。
社会保険労務士 須田美貴さんによると、
Aさんの行動には重要なポイントが
いくつも入っているという。
その中でも重要な2つのポイントは、
慌てず冷静に対応したこと。
事を早く解決させようと準備不足で、
失敗するケースが多いそうで、
時間を掛ける事や、署名を強要しない
のが良かったのだそうです。
そしてもうひとつは、
順番を間違わなかった事。
いきなり人事に相談ではなく、
店長→辞めた社員→同僚→人事。
順番を守るというのは
大事だそうです。
メモする時は、相手に言われた事を
直接書く事で信ぴょう性がある物になり、
感情だけ書くと被害妄想と受け取られる
事もあるので気をつけた方が良いそうです。
日付、何時にどういう場所で
周りにどういう人が居る所で
どんな状況で言われたかを
メモする。
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各都道府県に設置されている
労働局などが行っている
あっせん制度というものがあり、
誰でも無料で対応して貰える所も。
話し合いによって解決の道を
探してくれるそうで、
相手と顔を合わせる事がなく、
無料で対応、証拠がなくても出来る。
派遣社員Bさんは、夕方までの
約束が守られず残業をしても
残業代がついていない悩みがあった。
派遣元に相談しても、すぐ対応して貰えず
派遣の施設長に相談すると、残業代なんか
払ったら私のお金がなくなっちゃうと言われ、
行政の相談窓口でも証拠を求められず、
施設を辞めた今も、残業代が支払われて
いないという。
須田美貴さんによると、証拠がないと
思っていても専門家に相談して貰えれば、
他の無料相談もあるという。
女性がよく書く1行日記が
証拠になる場合も。
利用しやすいのは、
総合労働相談コーナー。
全国に300ヵ所以上あり、
ここで労働局、労働基準監督署、
その他の場所で聞いたら良いか
教えてくれて、何を準備するのかも
わかるそうなのでここに頼ると
良いそうです。
厚生労働省のホームページに
一覧があるそうです。
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