今回は11月3日放送の
ザ!世界仰天ニュース
優しさいっぱいの電車内
ショートストーリー
を振り返ってみます。
2016年12月 佐賀県
齋藤さん39歳が電車に乗り、
しばらくすると、近くに
座っていた老夫婦が
声を潜めて会話をしていた。
お父さんが危険な状態で、
今すぐ電話をかけたいが、
電車の中なので電話をするか
悩んでいる夫婦。
そんな時でも、周りの迷惑に
なるからと電話するのを
ためらっている夫。
齋藤さんは、なんて真面目な
人なんだろうと思い、電話して
いいと言おうか、それとも
余計なお世話なのか?
と悩んだが、ある決断をする。
実は、久留米大学病院で
働く看護師だった齋藤さん。
末期がん患者をみる
緩和ケア病棟の担当で、
何人もの患者を看取り、
最期に間に合わなかった
家族の姿を見ていた。
そのため、後悔だけは
して欲しくなかった。
齋藤さんが声を掛けようと
決意したその時、1人の女性が
「電話をした方がよかですよ。」
と、夫婦に声を掛けていた。
周りの乗客も、その様子が
気になっていた。
電話をかけたご主人は、
自分の思いをしっかり、
はっきりと話し始めた。
その声は、電車内に響いた。
静まり返る車内。
苦情を言う者など、
1人も居なかった。
駅に着くと、夫婦は
何度も頭を下げながら
足早に降りていった。
入れ替わりに乗って来た
乗客で車内が急に
にぎやかな空気に包まれる。
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乗客の協力で
病院の父に電話が
出来た夫婦。
その様子を目撃した齋藤さんは、
みなさん、ホッとしていたというか
暖かい気持ちに車内が包まれていた
と思うという。
”ひもじい”という言葉が自分の耳には
凄く残っていて、戦後の厳しい時代を
家族で今日まで過ごせてきたという
感謝の気持ちを伝えられたので
とてもよかったそうです。
電車内などのマナーが問われる今、
みんなの優しい心が伝わった出来事。
感動のショートストーリー
アメリカ カリフォルニア州
オレンジ郡 シールビーチ
2018年10月、
小さなドーナツ店で
感動な出来事が。
店主は1979年にアメリカに
移り住んだジョンさん。
奥さんと一緒に必死に働いて、
コツコツとお金を貯め、
お店を持つ事が出来た。
オープンして28年、
地元の人に愛され続けてきた
人気店は、ほぼ年中無休で
営業していたという。
ドーナツは毎朝、
その日の売る分だけを
夫婦で作る。
ところがある日、
常連客が奥さんがいない事に
気づいた。
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その10日ほど前に、ジョンさんの
奥さんが脳動脈瘤で突然、
倒れてしまっていた。
幸いにも命は助かったが、
歩く事と話すことが難しくて
毎日、リハビリ始めていた。
ジョンさんは奥さんのリハビリに
ずっと付き合ってあげたいが、
店を閉めてしまうと生活が出来ない。
閉店後にしか奥さんのもとへ行けない
ジョンさんのために究極の方法を
考えていた。
翌日、午前4時30分。
店を開ける準備をしていた
ジョンさんは、店のオープン前
だというのに沢山の行列が
出来ている事に気付いた。
オープンと同時に訪れた
お客さんは1人で何ダースも
買って行った。
あっという間に売り切れとなり、
店を閉じた。
実は、常連客が店のドーナッツが
売切れれば、ジョンさんは奥さんの
所に行けるので、朝早く並んで
沢山買おうと仲間たちに呼びかけていた。
口コミやメールでも、どんどん広がって、
ドーナツは毎朝、7時から10時までの間に
売切れるようになったそうだ。
これで奥さんのリハビリに
付き合えるようになって、
町の人たちの協力のおかげで
奥さんは今年3月から元気に
お店へ出ているそうです。
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