今回は9月1日放送の

チコちゃんに叱られる!

Don’t sleep through life!

を振り返ってみたいと

思いますので

宜しくお願い致します。

 

何も考えないで、

のほほんと暮していると

チコちゃんに叱られますよ。

 

 

 

浴衣ってなに?

 

お風呂の中で着るもの

 

 

詳しく教えて下さるのは

衣服をいかに着るかを

テーマに研究している

横浜国立大学 教育学部

薩本弥生教授によると、

元々 お風呂の中で着るもの。

 

平安時代にはお風呂の中で、

こういうものを着るようになった。

 

湯帷子(ゆかたびら)、帷子とは

肌着の意味で湯帷子は蒸し風呂に

入るときの肌着。

 

素材は麻が一般的で

汗を吸収したり、

熱い水蒸気から身を守り、

ヤケドを防ぐことが

目的だった。

 

現在のように浴槽に

お湯を張り、そこに体を

つけるというスタイルが

いつ頃 発生したか

わかっていない。

 

だが、鎌倉時代には

湯船がある銭湯の原型が、

現れたと考えられている。

 

当初は湯帷子を着たまま、

入浴していたようですが、

汗はお湯に流れ出ますし、

蒸気によるヤケドの

心配もなくなったので、

湯帷子を着る必要が

なくなった。

 

 

   

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湯帷子の汗をよく吸い取り、

風通しがよいというつくりから、

室町時代には入浴中に着るもの

ではなく、湯上りの汗取り用

として着られるようになった頃、

呼び名にも変化があらわれる。

 

「ゆかたびら」が略され、

「ゆかた」に。

 

そして、現在と同じ

「浴衣」という漢字が

あてられるようになった。

 

お風呂上がりに肌着や

バスローブのような

外出着となったのは、

江戸時代の銭湯と

深い関わりがある。

 

銭湯でも当初は、

湯上りに浴衣を着て

外に出る時は和服の

着物に着替えることが

一般的でしたが、

浴衣姿のまま、銭湯を

行き来する人がいた。

 

お風呂上がりに羽織って、

そのまま外に出られるのが

便利だと人気になり、

一気に庶民の間に

広がっていった。

 

歌舞伎役者の7代目

市川團十郎などの

影響もあったんでは

ないかと思う。

 

当時のスターが浴衣を

着ているのを見て、

「粋だ」「かっこいい」

と、憧れてマネをした

庶民も多くいたはず。

 

 

さらに、江戸時代後期に

なると「浴衣で外出する」

という習慣に拍車がかかる

出来事が起きる。

 

それが、天保の改革。

 

幕府の財政立て直しを

目的として、1841年に

行われた。

 

ぜいたく品が禁止され、

絹織物などの和服が

着られなくなってしまった。

 

そんな中、安い木綿の

浴衣を着て盆踊りや

花見に出かけることが流行し、

外出するときの一般着に

なっていった。

 

 

   

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浴衣が外出着に変化

→柄にもこだわる

 

旅館によく置いてある

「吉原つなぎ」という

柄は吉原遊郭が

楽しすぎるあまり、

なかなか抜け出せない

ことをつながった鎖で表現。

 

そこから「人と人を結ぶ」

良縁を意味する縁起のいい

模様とされ、おさんとの

縁を大事にする旅館などで

好んで採用されている。

 

浴衣だけではなく、

着物でも人気の矢絣という

柄は、袴との組み合わせで

入学式や卒業式で目にする

ことが多い。

 

弓で放った矢は、

飛び出したら戻らない

ことから、まっすぐに

突き進むという意味の

縁起のいい模様。

 

 

   

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