今回は2025年9月30日放送の

ザ!世界仰天ニュース

日本のピンチ救った東海道新幹線

振り返ってみたいと思います。

 

 

前文

 

 

送電開始確認後、

16時34分に東海道新幹線が

運転再開。

 

 

2024年元日、能登半島地震の

影響で、東海道新幹線24分の遅延。

 

この遅れを定時ダイヤに戻すのは、

指令所の役目。

 

まず、東京駅での折り返し整備を

簡易なものとし、折り返し時間を短縮。

 

さらに、駅員にホームの変更を指示。

 

遅延で渋滞が発生しそうな駅では、

停車ホームを変えて渋滞を緩和。

 

予定では静岡駅で、のぞみの

通過待ちだったこだま。

 

何もしなければ遅延している

のぞみを待ち続けることになる。

 

そこで、こだまを先に出発させ、

掛川駅でのぞみを通過させる。

 

場合によっては、東京駅や

新大阪駅など、始発となる駅で

営業列車からの折り返しではなく、

車両所から待機していた列車を出し、

定刻で出発させる。

 

様々な方法で遅延を徐々に

回復させていく。

 

 

一方、ニュースでは地震の

被害状況も徐々に明らかに。

 

震源の近くでは余震が続き、

津波も発生した。

 

震源地に近い北陸新幹線は、

長野~金沢間で運転見合わせで、

運転再開の見込みはなかった。

 

各テレビ局もお正月番組の

放送を取りやめ、地震による

被害状況などを報道し続けた。

 

 

   

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夜7時頃、東海道新幹線は

24分の遅れを取り戻し、

3時間で定刻ダイヤに戻っていた。

 

 

増田さんは明日の

指令長勤務に備え帰宅。

 

その後はグループチャットにて、

指令担当の課長部長で、

北陸新幹線が明日も運行が

難しい場合に備えての対策。

 

東京や大阪方面に向かう

予定だった福井や富山、

石川の人達が少しでも楽に

移動できるように、滋賀県の

米原駅に通常は通過する

のぞみ号を停車させては

どうかというものだった。

 

その緊急対応のやり取りは、

深夜まで続いた。

 

 

翌1月2日午前6時頃、

北陸新幹線は自身の影響で、

前日から引き続き、

長野~金沢間で運転見合わせ。

 

通常よりも3時間早く出社し、

始発時点で米原に来られている

様は多くないみたいだと、

のぞみの臨時停車は

必要ないだろうと判断。

 

東海道新幹線は地震の影響は

ほとんどなく、予定通りの運行。

 

Uターンラッシュの1月2日、

乗務員の車両もフル回転。

 

午後3時すぎ、

北陸新幹線は全線で運転再開。

 

 

2020年3月、東海道新幹線は

大きくダイヤを改正。

 

1日の運行本数を限界まで増やす。

 

それが計画されたのは数年前で、

当時、増田さんはダイヤを

計画する部署にいた。

 

 

   

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その会議で、金曜日の夕方の

下りは出張帰りのお様で満席状態。

 

それは、乗客のニーズに

応えられていないため、

のぞみの最大運行本数を

1時間に10本から12本に

増便することになった。

 

すでに世界一の過密ダイヤと

呼ばれていた東海道新幹線。

 

2020年にのぞみの

最大運行本数を2本増やす

計画が始まった。

 

40年ほど前まで、日本の

列車・線路の多くは、一括して

国が所有・管理していた。

 

1987年4月から、エリアや

事業に応じて

7つのJR各社に民営化。

 

県をいくつもまたぐ新幹線の

管轄は東京と福井県の敦賀を

つなぐ北陸新幹線は途中まで、

JR東日本で途中からJR西日本に

管理が移る。

 

新幹線でケタ違いの利用客が多い、

日本の大動脈と言われるのが、

JR東海が管理する東海道新幹線。

 

車両の全長は400mで、

総座席数は1318席。

※一部のN700Sは1314席

 

のぞみ・ひかり・こだま

合わせて1日平均

約46万人が利用

※2024年度

 

 

   

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