今回は2月25日放送の

ETV特集 

ルポ 死亡退院

~精神医療・闇の実態~

を振り返ってみます。

 

 

前文

 

 

 

報告書は病院を監督する

神戸市と兵庫県を職務怠慢と

強く非難している。

 

兵庫県は「何の指導も

行ってこなかった

病院に「なめられる

ことになっても仕方がない。

 

事件から2年半が過ぎた去年11月、

病院と兵庫県・神戸市の3者による

再発防止に向けた協議が

初めて行われた。

 

患者の多くは今も病院に

とどまったまま。

 

 

警視庁の捜索が入った滝山病院の

指導監督責任は東京都にある。

 

都は取材に対し、

定期的な実地指導・立入検査を

実施してきたものの、虐待の事実は

みとめられなかった。」と、回答。

 

東京都による滝山病院への指示監督の

報告書(2022年7月)には、暴行などによる

人権侵害については4段階評価でb判定。

 

身体拘束については多くが、

a判定と高い評価。

 

少なくともこの6年間、

改善命令といった強い指導は

行われていなかった。

 

精神科病院で虐待など

不適切な状態が改善されない事

について国はどう捉えているか?

 

厚生労働省 精神・障害保険課

林修一郎課長はたちは

直接監督する立場というよりは

都道府県に監査の基本的な

枠組みをお伝えして、

しっかりやってくださいと

お伝えする立場にある。

 

 

   

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極端にルールを守っていない

医療機関というのはあっては

ならないし、そういったものが

沢山あるとはもちろん思いません

けれども、そういったことがあれば

厳正に対応していく必要があると

思います。」と言った。

 

 

患者の支援を行う相原さんの

事務所に滝山病院に入院してる

友人を助けたいという相談が。

 

プロの漫画家として活躍していた

河合さんは、2013年に筋肉が

衰えていく難病を発症。

 

その後、入院することに

なったのが滝山病院だった。

 

友人河合さんを転院させたいと、

市役所などに相談を重ねてきた。

 

病状の進行が気がかりだったが、

コロナ禍での面会制限が続いて

いるため、1年以上会えていない。

 

この日も面会は許されず、

相原弁護士だけで会う。

 

 

病院での河合さんの様子について

病棟で働いていたスタッフに話を

聞くと、野放しみたいな。

 

河合さんは寝たら、寝かせっぱなし。

 

足がパンパンに腫れているんです、

寝たきりで彼女は「私はどんどん

悪くなっていってる」。

 

自分が今、どうなってるのか、

これからどうなっていくのか

先生に聞きたいんだけども、

先生が来てくれないって

よく泣きながら訴えていた。

 

だから、看護師長に伝えた

ことが2,3回ある、本人が

転院したい

診察もしてほしい」と

伝えたんですが全くでした。

 

スルーしたんだと思います。

 

 

   

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病院スタッフは、普通 精神科には

地域連携室みたいのがあって、

退院の支度ですとか、退院してからの

地域のつながりとか調整する

役割なんですけど、退院に

つなげるための部門がなくて。

 

だから、一旦入院しちゃうと

死ぬまでいるという感じに

なっちゃいますねという。

 

 

河合さんの治療はどのように

行われてきたのかカルテを

神経内科の専門家に見て貰うと、

多系統萎縮症としての治療は

なされていないことはわかります。

 

体が拘縮して硬くなってるん

たったら、それに対応する薬を

投薬すべきだったんじゃないかと

思うんですけど、それに対応する

お薬とかは出ている訳ではない

ということになります。

 

治療がないと、寝たきりになるのが

早まるということになる。

 

 

一方で病院は、薬物療法や

リハビリなどをしてきたと

主張している。

 

入院から7年、河合さんの

病状は進行し、発言が

困難になっていた。

 

 

   

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