今回は6月27日放送の

ザ!世界仰天ニュース

脱獄犯が民家の屋根裏に潜伏!

衝撃の23日間!

を振り返ってみたいと思います。

 

 

屋根裏に身を隠した

脱獄犯

 

2018年4月8日

午後6時ごろ。

 

愛媛県 今治市の刑務所で

は置手紙を残すと、

窓から脱獄。

 

刑務所を出て、

自転車を盗み、

ある民家から

現金と車を盗み、

瀬戸内海向島に向かう。

 

そして、空き家のような

場所の屋根裏へ。

 

これが23日間に及ぶ

逃走劇のはじまり。

 

※裁判資料や法務省資料

関係者への取材などを

もとに構成しています。

 

 

脱獄の3年前、

2015年3月24日 福岡刑務所。

 

福岡県で生まれた

とにかく足が速くて、

あだ名はルパン

 

中学に入ると素行が

悪くなり、万引きや

窃盗を繰し、高校は中退。

 

その後、1度は就職するも

長続きせず、生活費と遊ぶ

金欲しさに盗みをやった。

 

理髪店の金を

盗んでいた所を見つかり、

逮捕された時に121件の

窃盗行為が発覚し、当初は

執行猶予がついた。

 

ところが、また窃盗で

捕まり、懲役5年6カ月の

実刑判決で、刑務所へ

送られた。

 

24歳だったは模範囚は、

愛媛県今治市にある

大井造船作業場の

入所に誘われる。

 

そこは、松山刑務所が

管理している民間企業の

敷地内にある特殊な刑務所。

 

受刑者一般従業員

働き、社会への適応能力を

養う目的の施設。

 

そこでは仮釈放が早まる

そうだが、入所人数は

約20人で優秀な模範囚で

なければならない。

 

しかもIQは80以上で、

重労働に耐えられる

身体能力が条件にある。

 

 

   

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2017年12月4日

大井造船作業場。

 

塀のない刑務所と呼ばれ、

過去に16件の脱獄事件が

発生しているが、再入率が

低い刑務所なので評価する

声も多いという。

 

が入所した部屋は

4人部屋で、窓に

鉄格子もなく、

ドアも鍵は閉めない。

 

昼間は敷地内の工場で働く。

 

作業は先輩受刑者から教わり、

色の違うヘルメットを被る

ここの社員もいる。

 

時には外で、

ボランティア活動を

することもある。

 

お風呂は毎日入れるし、

満足していただが、

入所から4か月で脱獄。

 

 

向島に来たは、

本格的に潜伏の

準備を始めた。

 

空き家のような場所とは

別荘として使われていた家。

 

には出頭という

選択肢がなく、

警察に見つかったら

自殺しようと考えた。

 

それは、テレビでみた

松山刑務所の会見に

あったという。

 

 

大井造船作業場では、

自治会と呼ばれる

「自ら気づき、考え、

行動する」を理念に

受刑者だけで構成された

組織がある。

 

11人の自治委員が、

月間目標や館内の

催し物などを決める。

 

刑務所はらに一定の

権限も与えていた。

 

それは、他の受刑者

への指導。

 

下期生と呼ばれる

一般受刑者への

生活指導に

問題があった。

 

原則として一度、

自治委員となった者の

任期は釈放まで。

 

のちのの証言によると、

委員の中には権力で

不正に食べ物を食べ、

来客用のコーヒーを

勝手に飲むなどの

規律違反をしていた者も。

 

 

   

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は真面目に働いて、

自治委員となった。

 

の脱走のきっかけと

なったのは、釈放された

受刑者が座布団を

置いていった。

 

受刑者が残していった物の

使用は規律違反だが、

は自分だけの秘密にして

使用してしまった。

 

あと8か月で仮釈放になる

可能性が高かった

浮ついた気持からか

規律違反をしてしまう。

 

本来、受刑者は着用を

許されない白いヘルメットを

被って、後輩を驚かせよういう

いたずら心で調子に乗った。

 

この時は刑務官

叱責だけで済んだが、

1ヵ月後・・・

 

 

受刑者からもらった

座布団がバレてしまう。

 

松山刑務所に送還に

なることは免れたが、

2度目だったために

自治委員の任を

解かれてしまった。

 

すると、自治委員

規律違反に会長は激怒、

見せしめのように

全員の前では叱責された。

 

仮釈放まで半年だったが、

たまらなく長く感じる。

 

他の委員も規律違反を

しているため、怒りもある。

 

なぜ、自分だけ

見捨てられた?

 

 

2018年4月8日

午後6時8分

 

たった3日間で

は脱獄を決めた。

 

 

午後6時50分、

がいないことに

気づいた刑務官は、

館内を捜索。

 

 

   

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4月24日、刑務所への

怒りをパワーにして

隠れ続けたは、

自分のせいで島民など

みんなが迷惑している

という思いもあった。

 

食料も尽きてきて、

は島からの脱出を

決意したが、道路や

フェリー乗り場には

警察がいる。

 

 

金と洋服を袋に入れて、

テープで体に縛りつけた

は4月24日深夜に

海に向かった。

 

向島から本州までは、

最短200m。

 

この時、水温は14度。

 

は本州まで泳ぎ切り、

広島県尾道の人が

住んでいる民家の

屋根裏に潜伏。

 

家主の金と保険証を

抜き取り、謝罪の手紙を

残して、4月29日深夜に

家を出て、バイクを盗んで

電車で広島駅へ。

 

 

4月30日、逮捕された

人間関係に疲れたと語った。

 

後の裁判では、逃走・窃盗・

住居侵入などの罪で、

4年の実刑が確定。

 

刑を軽くするとかは

興味がなかった。

 

ただ刑務所の実態を

知らしめたいというのが

希望だったと、

裁判で語った。

 

大井造船作業場は、

自治会制度を廃止した。