今回は2月1日放送の
ワールド極限ミステリー
まるで韓国ドラマの世界
の回を振り返って
みたいと思います。
パク・イングン院長は自分に
従うものだけを幹部に抜擢し、
彼らを使って一般の収容者を
痛めつけていた。
幹部たちは暴力によって
収容者を支配し、管理することで
様々な特権が与えられる。
チェ・スンウが
ブラザーズホームに来てから
4年以上が過ぎようとしていた
ある日、遠く離れたテーブルで
弟を発見した。
でも、近寄ることも
言葉を交わすことも
許されなかった。
1986年、ブラザースホーム近くの
山中を歩く男女がいた。
男の名前はキム・ヨンウォン、
釜山地方検察庁の若手検事。
そこは、暴力が横行する作業現場。
地元民からの通報で
妙な工事現場があると連絡を受け、
仲間の刑事と偵察に来た。
犯罪の証拠をつかむため、
キム検事は張り込みを開始。
その一方で、ブラザースホームの
実態を調べるため、釜山警察署
生活安全局へ向かうが何も得られない。
キム検事の上司からキム検事は
釜山警察から電話が入ったと、
余計なことはしないで、
今抱えている案件だけに
集中するように言われる。
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ブラザーズホームでは
死ぬまでにもう一度、孫に
会いたいという老人とチェは
協力して脱出を計画。
普段は人が立ち入らない別棟に
身を潜め、警備が手薄になる夜中に
逃亡するはずだったが、収容者に
目撃され、報告されていた。
皆、幹部になりたくて
目を光らせているから。
脱走を試みた者には
最も重い罰が与えられる。
社会のゴミと書かれたゴミ袋を
着せられ、アマチュアボクサーだった
パク院長は見せしめのために
自ら鉄拳制裁することも多い。
老人は帰らぬ人になってしまう。
キム検事は連日、張り込み。
すると、いつもと違う時間に
通用口からトラックが出てきた。
トラックが着いた先は病院で
遺体があり、調べてみると、
暴行の痕があった。
ブラザーズホームは亡くなった人を
病院に売ってお金を稼いでいた。
これまでの購入伝票を見せてもらう
ことにしたキム検事は、過去に病院が
ブラザーズホームから多くの遺体を
購入していることが判明。
死亡届すら役所に
出していないこともわかった。
ブラザーズホームの国からの
補助金は定員300人の施設に
3000人収容し、年間およそ20億ウオン
を受け取っていた。
日本円にしておよそ4億円。
キム検事はパク院長の
不正受給を確信した。
独断で捜査令状を取り、
強制捜査へ。
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だが、パク院長が強制捜査に
待ったをかける危険性があり、
はやく不正の証拠を
掴まなくてはいけない
捜査中、パク院長に
見つかってしまった
キム検事は釜山市長から
電話が入り、パク院長を
逮捕してはならないと
告げられる。
捜査をやめるように言われるが
断るキム検事に釜山市長は
パク院長が大統領とつながっている
事をわかっているかと脅される。
当時の韓国は軍事独裁政権で、
逆らえばキム検事も逮捕される
可能性がある。
収容者を工場で強制的に
タダ働きさせ、約3000人の
賃金を搾取。
不正に得た金は40億円以上!
パク院長から公務員への
賄賂も判明!
パク院長は最終的に政府補助金の
横領で有罪判決。
その後、被害者たちが
国の責任を追及。
2018年に検事総長が謝罪、
昨年には当時の政府の責任が
認められた。
ブラザーズホームを閉鎖に追い込み、
収容者たちを解放させたキム検事は
今も弁護士として働いている。
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