今回は2024年12月15日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
東部の森の中
一本道の終点
青い大きな屋根
他にも用途不明の建物
耕作地は確認できない
衛星写真で見つけた北海道の
ポツンと一軒家を目指す。
昔は北海道の4ヵ所で
ばんえい競馬をやっていたが、
現在は帯広競馬場のみ。
競馬の売り上げが減って、
廃止という話になった時に
帯広だけ残った。
繁殖の仕事は先代から継承し、
機械化されてない時は
農耕用として馬を飼う。
牝は繁殖用になるし、
牡はよほど強い馬でないと、
肉に売られていく。
ばんえい競馬の
競走馬能力検査では、
レース同様200mの距離を
騎手が騎乗し、基準タイムを設定。
競走馬の適性を判定した。
サクラセンショウは
及川牧場で生まれた馬で、
生涯戦績は(出走24レース)
1着3回 2着2回 3着1回。
馬の餌となる牧草ロールを
作っているのは、
自宅のある敷地から700mほど
上がった高台にある
広さ3,000坪の牧草地。
おいかわさんは競走馬の
繁殖が本業ではなく、
郵便配達員として41年
勤めながら兼業していた。
9年前に68歳で郵便局を
退職したものの、その後も
畑で自家用の野菜を育てながら、
ばんえい競馬の競走馬繁殖を
続けている。
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来年3月に無事 子馬が生まれ、
ばんえい競馬で活躍してくれる
ことを願う。
たまに喧嘩をしても、
夫婦で馬を飼って野菜を作り、
この山でのんびり余生を
過ごしたいと2人にこやかに
話してくれた。
おいかわ家を後にし、
捜索隊は最初に目指した
ポツンと一軒家へ。
衛星写真で見つけ、
もともと目指していた
ポツンと一軒家のあるじ
ふじわらしげるさん78歳。
陽が暗くなってしまったので
後日、再訪。
目の不自由の妻が住む町に建てた
もう一つの自宅と山奥の家を毎日、
行き来しているしげるさん。
こちらの家は築73年で、
親の代に建築。
最初は柾屋根と呼ばれる
エゾマツやトドマツの薄板を
重ねて葺く昭和中期まで
北海道で主流だった屋根を使用。
その後に長尺鋼板を張ってから
30年くらい経ち、3年ほど前に
家族総出で塗装した。
70年近く前に電気が開通し、
その前までは祖父とランプの
明かりで将棋指しをやっていた。
昔は味噌から醤油から全部、
自分で作っていた。
子供の頃は町に行くにも
車も無いから、親父が
1年に2回か3回、町まで
40㎞歩いて行っていた。
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ふじわら家から車で1時間半、
到着したのは90㎞離れた山の中。
しげるさんが営む藤原林業が
請け負っているのは、
広さ20haの広大の林の
間伐作業。
生涯現役で働き続けるのが夢。
夕方5時半、しげるさんが
向かうのは現場の山から
約60㎞離れた35年前に
町に建てた自宅。
しげるさんの山仕事の
同僚から妹を紹介されたのが
2人の出会い。
しげるさんが26歳の時に
結婚し、今年で52年。
奥さんは包丁を使う調理が
困難となり、しげるさんが
仕事帰りに町の自宅に帰宅。
奥さんはポツンに
戻る意思なし。
町での生活を望む妻と離れ、
1人きりで暮すことになっても、
祖父が開拓した山奥の
土地を守り、生まれ育った
ポツンと一軒家で暮すことを
選んだ。
そのためなら、山仕事で
疲れた後、毎日 町の家に
立ち寄って、夕食を作る
ことなど何も苦にならない。
それは、しげるさんが
山を愛する証であり、
妻を愛する証。
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