今回は、1月21日放送の

ネーミングバラエティー

日本人のおなまえっ!

まさか!?おなまえミステリー

を振り返ってみたいと思います。

 

 

 

海なし県長野に海ネームが

多いミステリー

 

 

 

 

海があったから

 

長野県小海町を調査していると、

至る所に大きな岩があった。

 

砂防フロンティア整備推進機構

井上公夫サマによると、平安時代に

八ヶ岳が山崩れしたという。

 

八ヶ岳が大規模な山崩れが起き、

その時に崩れ落ちた山の一部は

10㎞以上離れた場所まで到達。

 

高さ100m近い山々を作り上げた。

 

長野県南牧村 海尻地区付近の山々は、

八ヶ岳が崩壊した事によりできたもの。

 

八ヶ岳が崩れて、流れ出した堆積物で

千曲川がせき止められ、その結果として

日本最大規模の天然ダムができたと

井上公夫サマはいう。

 

たまった水は最大で水深130mに

達したと推定されている。

 

そして、およそ300日前後に

一部が決壊。

 

水深50mまで減ったものの、

その後100年以上も海のような

光景が続いていた。

 

千曲川をせき止めた場所から

4㎞にわたって、付近は海に

沈んでしまった。

 

この歴史的な出来事によって、

海ネームが誕生したらしいと伝わる

この地域の戦国時代の様子を描いた

資料を見てみると、今も残る海尻と

海ノ口地名が湖に沿うように

記されていた。

 

 

   

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国内には海と見まごう大きな湖は

他にもあるが、何故ここに海ネームが

多くのこっているのか?

 

長野県南牧村教育長の

髙見澤岡治サマによると、

千曲川の一帯が昔、海になって

当時 材木や物資を上流から下流、

下流から上流に運ぶ時に、

その船の安全を祈願する事で

祭られている神社が海ノ口地区にある

湊神社だと聞いているという。

 

かつてこの地域は深い渓谷で、

物流には不便な土地だったが、

大きな湖が出来たことで船を使った

水運が盛んになり、安定した物流が

もたらされた。

 

今は消えてしまった巨大な湖だが、

その恩恵をおなまえに込め、

人々は今も受け継いでいる。

 

 

 

 

鬼地名だらけの

スポットがあるミステリー

 

鬼は都を守る結界だった!?

 

三重県の南部の辺りにあり、

今は木の付いた地名も

昔は鬼だったそうな。

 

 

 

 

 

もともと鬼とは、「隠」

語源と言われ、神秘的な力を

持った目には見えない存在と

されていたという。

 

厳しい修行で人並み外れた力を

習得した修験者はやがて、鬼と

同一視されていったと考えられる。

 

 

   

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奈良時代、都の西側は

開発が進み、警備も万全!

 

その一方で、都の人々が

恐れていたのは、東や南から

山を越えてやってくる敵。

 

さらに、乗り組んだ海岸線は

姿を隠すのにうってつけ。

 

都を攻めようとする人々にとって

格好の拠点だった。

 

だからこそ、都を守る

結界ネームとして恐ろしい

鬼のつく地名や伝説を残し、

外敵が寄り付かないように

仕向けたと考えられる。

 

 

   

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