今回は8月7日放送の
超人女子戦士 ガリベンガーV
『今宵の超難問』
極楽浄土の謎を解明せよ!
の回を振り返って
みたいと思います。
超人女子戦士 ガリベンガーVとは、
地球にはびこる超難解な現象を日夜
解き続ける女子たちを養成する組織
だという。
今回、難問に挑むのは、
電脳少女シロ
星川サラ
銀河アリスの3人。
特別講師は、駒澤大学
仏教学部 教授 村松哲文先生。
地獄の回では、獄卒と呼ばれる鬼が
嘘をついた人の口を開けさせて、
舌を引っ張って広げる。
広げた舌の上でスキやクワを
使って耕すのだと教えてくれていた。
地獄を避けるためには、
1度でもお地蔵さんに
手を合わせると、地獄から
救ってもらえるんだとか。
極楽浄土に行くためには?
村松先生によると、
浄土信仰というものがあり、
その中では生前に1回でも
手を合わせて、南無阿弥陀仏の
念仏を唱えれば極楽浄土に
行けると言われているそうです。
極楽浄土を描いた当麻曼荼羅の
真ん中の仏様は阿弥陀如来様。
その方がいらっしゃる世界が
極楽浄土と言われているが、
よく見ると琵琶・鼓・笙・箏などの
楽器がリボンで結ばれて飛んでいる。
これは、音を奏でていて、
その周りには飛天が
楽しそうに飛んでいる。
極楽浄土というのは、
音楽が奏でられていて、
踊っている人がいるような
状態の場所。
Sponsored Links
どのような姿で極楽に行ける?
村松先生によると、
当麻曼荼羅の下の方に池がある。
その池には蓮が咲いていて
蓮の中に裸になっている
子どもが座っている。
この方が蓮華化生している
亡くなった方。
蓮華化生とは、
浄土に咲いた蓮華の上に
生まれ変わること。
浄土の池に生えている
蓮華の上に生まれ変わるという。
浄土は9つに分かれていて、
生きている時の行いで変わる。
九品浄土と呼ばれ、行く時の
乗り物などが違う。
例えば、上品上生が金剛台、
下品下生が金蓮花になるらしい。
上品上生は大勢で迎えに来る
ファーストクラス。
下品下生は迎えの者は来ない
エコノミークラスとのこと。
上品上生の人はどのように
極楽浄土へ行くの?
村松先生によると、
例えば下品下生の人が亡くなると
突然 音楽が流れて、真ん中に
阿弥陀様がいて、左右に勢至菩薩と
観音菩薩という方がいる。
観音菩薩は手に蓮華を持っていて、
亡くなった方の体から
魂が離れていく。
離れていく時に観音菩薩が
持っている蓮華の上に乗せられ、
一瞬で生まれ変わる。
ところが、観音様の蓮華の上に
魂が乗ってしまうと、二度と
浄土からこの世界に帰れない。
極楽浄土への迎えがきた時に、
まだ現世にいたいのであれば
拒否すると帰っていくのだとか。
蓮華の上に魂を乗せられて
一瞬で連れて行かれる。
Sponsored Links
上平等院鳳凰堂はなぜ
東向きに建てられている?
村松先生によると、
極楽浄土というのは西へ
十万億向こうにあると
言われている。
欣求浄土は来世は西方にある
極楽浄土に生まれ変わりたいと
願うこと。
昔の人にとっては方位磁石がないので、
太陽が西に沈む方向に浄土があると
信じているので、そこに手を合わせる
ことによって、西方浄土の阿弥陀如来に
手を合わせられるという気持ちが
込められている。
そのために東向きに
お堂が建てられている。
兵庫県にある浄土寺は、
堂内に太陽の光を取り込むことで
御来光の姿が浮かび上がるように
設計されているという。
Sponsored Links