今回は2月22日放送の
ザ！世界仰天ニュース
スターはなぜ殺人犯になった？
を振り返ってみたいと思います。
堕ちたヒーローの
殺人事件
裁判資料や取材などを基に再現されていたもの
ところが、小川さんの
金遣いの荒さは直っておらず、
終わりが見えない借金の
取り立てに追われる。
今の給料のままでは一生、
続くものに感じていた。
そして、自己破産の
手続きをして、消費者金融・
住宅ローン・前妻への支払い
友人、知人からの債務から
逃れられる。
車などの財産も失うこともあるが、
返済の催促から解放されることしか
頭になかったようだ。
友人に恨まれ、借金があったことで
妻が小川さんの給料を管理し、
必要な時だけ渡される。
これは人生をやり直す
機会だった。
会社から車と携帯を支給され、
仕事に明け暮れ、借金から解放。
犯罪心理学者 出口保行氏に
よると、金がない生活は
スターだった小川のストレスを
増幅させたと思われた。
ある日、慰安会のお金を払うように
社長から10万渡された小川さんは
魔が差して会社のお金を使ってしまう。
気づけば後悔するも、3万円を
妻には言い出せなかった。
同僚にも頼むことが出来ず、
自己破産したことで消費者金融で
借りることはできない。
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そして選んだのが、
法外な利息でお金を貸していた
ヤミ金から借金をした。
そして、小川さんの人生は
転落の一途を辿る。
ヤミ金の催促は恐ろしいもので、
返済が遅れれば利子は跳ね上がる。
返済しないなら、
会社に押しかけるとか、
家族に危害を加えると、
言われたこともあった。
そこで、ヤミ金への
返済のために別のヤミ金から
お金の借りて返済を乗り切る。
なかには利息が
1週間で3割の場合も！
そして小川さんは
どんどん追い詰められる。
給料を前借りしたり、
同僚からも借金をするも、
返済には足りていない。
手元のお金を増やそうと
ギャンブルで勝負するも、
悪循環になっていき、
ついに、母に内緒で
実家を担保に。
そんな状態でも、過去の栄光を
知る人の前では自分を
下げられなかった。
会社の会長の自宅には
事務所があり、定期的にそこで
会議が行われていた。
自宅が事務所を兼ねていたため、
従業員の出入りがあったが不用意に
人を入れぬように家政婦は指示
されていた。
2004年11月17日
借りた10万円と利息3万円を
返済するように言われた
小川さんは利息分を払うので、
返済日を延ばしてくれないかと
お願いした。
このヤミ金は利息だけ払えば、
返済日を先延ばしできた。
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4万3千円を払うように言われ、
別のヤミ金から借りる。
借りた金が一瞬で増える、
一気に返済したいと思い、
ギャンブルで増やそうとするも、
残ったのは5千円のみ。
返済を翌日の夜7時までに
延ばして貰えるようになったが、
払えない場合は妻に離婚
されるかもしれない。
会社もクビになるかもしれない。
11月18日
妻にも同僚にも頭を
下げることができずに、
日中は仕事に追われる。
午後6時に仕事を終えて、
お金を工面しようと会社へ。
もう社長に借りるしかないと
思ったが、連絡を取れずに
最後にすがった会長も
いなかった。
残り40分
身だしなみがいつも綺麗な
家政婦なら4万円くらいなら
持っているはず。
彼女に借金はしていないので、
一度なら貸してくれるかと思い、
頼みに行くが断られたので、
首を絞めて押し倒す。
気絶した家政婦を見ても、
金を返すことしか頭になかった
小川さんは2階にあった
現金入りの封筒を発見し、
175万円を盗んだ。
家政婦をこのままにしたら
犯行がバレると、殺意を持って
家政婦を連れ出し、人けのない
場所を探した。
目を覚ましそうになった
家政婦の顔を殴り続けた後、
川に投げ入れた。
盗んだ金で13万円を返済。
2日後、釣り人が
遺体を発見。
家政婦の捜索願が出ていた為、
すぐに身元が判明した。
小川さんは犯行を認めた。
事件から約1ヵ月で逮捕。
2005年9月29日、
無期懲役の判決
その後確定。
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