今回は12月4日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
日高山脈 南部の山中
三角屋根の建物
家のすぐ脇を広い道路が
牧草地?芝生の庭?
衛星写真で見つけた北海道の
ポツンと一軒家。
最寄りの集落に到着後、
作業中のお父さんを発見。
衛星写真をみてもらうと、
家はあるけど人居ないという。
確かめてみた所、お父さんが
言うように10年以上前から
誰も住んでいない空き家だった。
しかし、お父さんから
新情報を得る。
それは、空き家から3.5㎞先の
山の中に大きな牧場らしき
場所があった。
広大な敷地の中央に多数の建物が
並んでいるが、全て1軒のお宅が
所有するものらしい。
お父さんが教えてくれた
ポツンと一軒家は牛や豚、
羊などを飼育している
コマタニ農場を営む
ニシカワ家。
今はご主人が帯広に
単身赴任中のため、
50代の奥さんと息子さんの
2人暮らしをしているのだそうだ。
捜索再開し、
ポツンと一軒家に辿り着く。
軽トラを運転する若い男性
(息子さん)に出会い、
家にいるというお母さんの
元に伺う。
いつか家にも来たらどうしようと
思いながら番組を見ていたと笑う
ポツンと一軒家のあるじ、
にしかわなおこさん52歳。
敷地面積は全部で100ha
あるそうで、これは今まで
伺った中で一番広いお宅。
そして、地区唯一の住宅
でもあるそうで、隣家は
7㎞先にある。
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現在は母子2人暮らしで
100haを2人で管理している。
息子が帰ってくるまで
なおこさんが1人で管理、
完全放牧の草のみで
育てている。
息子が大学を卒業して、
4年前に帰って来て、
豚を飼育している。
それまでは牛がメインで、
羊も5年前位から
ちょっとずつ始めた。
夫婦ともに獣医師。
一緒にやっているのは
長男だが、次男と三男もいる。
夫は専属獣医で、他の牧場に
単身赴任中。
何かあったらすぐに駆けつけ
なきゃいけないので、
住み込みしているが、
週1回帰ってくる。
にしかわは夫の姓で、
こまたには奥さんの旧姓。
奥さんの父親が40年前に
開業した牧場。
実家は千歳空港の近くで、
米農家をしていた。
50haの水田で100haにする
目標だった。
ところが、なおこさんが
生まれた頃から減反政策で、
半分に減らされる。
米の消費が落ちる、その一方で
国内で一番消費が伸びていたのが、
牛(牛肉)。
それで、海外を色々
視察してカナダから
牛を輸入して、
ここに牧場を
造った。
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昭和57年に父が始めた時に
全部の木を切って開拓。
なおこさんが生まれたのは
この牧場から150㎞離れた
町の米農家だった。
なおこさんが12歳の時に
父が牧場を開業。
週末にはいつも遊びに来ていたが、
ある時 たまたま具合の悪い子牛を
見付けて、朝 すぐ獣医を読んだが、
大動物の獣医不足で助けることが
出来なかった。
自分の牛なのに何も出来ない、
自分の牛くらい自分で診たい。
ここを継ぎたい思いもあり、
獣医になることを目指した
のだという。
中学3年生の時に獣医になろうと
決めたなおこさんは、地元である
北海道の農業高校に入学。
大学の獣医学部へ進学し、
24歳の時に国家試験に合格し、
獣医になった。
夫は大学時代、
同じ研究室の1つ上の
先輩だった。
結婚と同時に牧場を
継いだそうだ。
結婚を機に父親から
牧場を引き継ぎ、
牧場に建てた家で
暮しはじめた夫婦。
ここで生まれた3人の
男の子たちは牧場の
動物と触れ合いながら
成長していった。
それぞれ大学に進学し、
兄弟3人は下宿生活。
長男は大学卒業後、
牧場の仕事を
手伝っている。
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