今回は2月22日放送の
ザ!世界仰天ニュース
スターはなぜ殺人犯になった?
を振り返ってみたいと思います。
堕ちたヒーローの
殺人事件
裁判資料や取材などを基に再現されていたもの
1986年、小川博さんは24歳で
結婚し、子どもも授かる。
当時のプロ野球選手の平均年棒が
約1240万円だった時代に小川さんは
プロ生活4年目で年棒2700万円!
マンション・高級車など、
気前よく金を使った。
銀座の高級クラブなどにも
通い、憧れのまなざしで
見られるスターだった。
1962年に栃木県で生まれた
小川さんは1歳の時に養子になり、
新しい両親に大切に育てられる。
野球をはじめると、高校時代は
エースとして甲子園に3度出場!
イケメンだと全国で話題になり、
家の前には女子高生の行列が
できるほどだったそうだ。
高校卒業後は、
有名私立大学へ進学へ。
エースとして活躍し、
2部リーグに所属していた
チームを1部へ引き上げ、
ドラフト2位でパ・リーグ球団へ。
今までやってこれたのも
育ててくれた両親のおかげだと、
契約金を全額渡していた。
その後、プロの世界で
1年目から活躍し、
4年目には最多奪三振の
タイトルも!
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肩を故障し、思うように
投げられなくなり、
プロ7年目から1軍での
活躍はなくなってしまう。
この頃から小川さんは
勝ち負けがはっきりしている
ギャンブルにハマってしまう。
2軍生活になり、
年棒が下っていくと、
目先の欲望を求める。
犯罪心理学者 出口保行氏に
よると、一握りといわれる
存在を経験すると、自分を
誇示しようと無理をしてでも
派手になっていく場合があるという。
そうなると、現実を受け入れなくなり、
人生を長いスパンで考えられなく
なることが多いという。
プロ生活8年で引退した小川さんは
2軍トレーニングコーチとして
野球界に残れたが、
年棒は約700万円。
住宅ローンの残金が
約1000万円残っていただけで、
生活するには十分だったが…
浮○や改めない生活に耐えかねた
妻が、慰謝料と養育費・マンション
なども妻のものに。
その住宅ローンの支払いは、
小川さんがすることになった。
多額の支払いをしなければ
いけないのだが、クラブで
知り合った女性と離婚の
2ヵ月後に再婚した。
新たに2人の子どもを授かる。
お金が必要になり、母親に連絡すると、
あなたの契約金が残っているからと、
そこから送ってもらえる事になった。
小川さんは新たな妻に
お金が足りないことを
伝えていなかった。
契約金4200万円を支払いに
使えば人生はやり直せた。
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ところが、小川さんは
現実を見なかった。
お金に困っている所を
人に見られたくないからと
支払うも、母にお金を
何度も頼めず、消費者金融から
お金を借りた。
妻にも見えを張り、定期的に
金を渡して、多額の借金が
あるようには見えなかったという。
返済に追われて、
どうにもならなくなっても
小川さんのプライドは
正直にお金を貸して欲しいとは
言えなかった。
知人に嘘をついてお金を借りて、
借金を一気に返そうとして、
ギャンブルにつぎ込み、失う。
そして、契約金を母から奪う。
小川さんの借金癖も
隠し切れないものになって、
40歳の時に球団を解雇され、
収入はゼロに。
妻にも黙っていたが、
この時の借金は
約1700万円になっていた。
そして、契約金4200万円は
全て使い込んでしまった。
野球界での仕事も決まらず、
途方に暮れていた時、
求人広告でみつけた今までと
さほど変わりのない金額の
産業廃棄物の処理を行う会社に
営業担当として採用される。
心を入れ替えて働いた。
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