今回は5月17日放送の
林修のレッスン!今でしょ
皮をむいては損をする!
5月に旬の野菜SP
を振り返って
みたいと思います。
寒暖差が激しいこの季節は
免疫力が低下し、体調不良を
起こしやすい。
それに対する強い味方。
これから暑くなる5月以降に
注意しなければいけないのは、
免疫力低下による
体調不良や熱中症。
その強い味方となるのが
腸内環境改善パワーが
豊富のごぼう。
新ごぼうは今が旬、
この時期に採れる
ごぼうはやわらかくて、
香りがいい。
そんなごぼうに含まれるのが、
腸内環境改善パワーをもつ栄養成分
食物繊維・クロロゲン酸。
皮をむいてはいけない
皮部分のクロロゲン酸
中心部分の約2.5倍
山本メディカルセンター院長
齋藤真理子先生によると、
クロロゲン酸は
ポリエノールの一種。
イギリス レディング大学の
研究グループはクロロゲン酸が
腸内の善玉菌(ビフィズス菌)を
増やすと発表
Br J Nutr.2015 Apr 28;113(8):1220-7.
さらに腸内の善玉菌が増え、
腸内バランスが整うと
熱中症の原因となる悪玉菌を
体内から減らすことができる。
ごぼうの皮にクロロゲン酸が
大変多く含まれている
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生で切ってはダメ!
齋藤先生によると、
調理法次第でクロロゲン酸は
逃げてしまう。
ごぼう生産者は水で洗った後の
ごぼうを容器に入る程度に切る。
ごぼうを容器に入れ、
ラップをしてレンジでチン!
細かく切る前(調理前)に
500Wで2分加熱。
レンジでチンすることで
湯通しや火を通さずに使えるので、
時短になるし、そのまま切って
漬物にしたりもできる。
ごぼうは切ると
クロロゲン酸が減っていく!
ごぼうを研究 弘前大学
准教授 前多隼人先生によると、
ごぼうは切ると内部から
クロロゲン酸を壊す
タンパク質の酵素が出る。
細かく切れば切るほど、
クロロゲン酸が減少。
この酵素は熱に弱いので、
細かく切る前に電子レンジで
加熱することで酵素は壊れて、
クロロゲン酸を最大限にとれる。
電子レンジでチンしたごぼうを
キムチのもとにつけて
ごぼうキムチにすると、
お酒のつまみにピッタリ。
栄養・食の研究を行っている
赤坂ファミリークリニック院長
伊藤明子先生によると、キムチには
乳酸菌が豊富に入っているので、
ごぼうに含まれるクロロゲン酸と
一緒に体に入れることで一石二鳥で
免疫力アップにとても期待できるという。
ごぼう生産者の方で
アク抜きしている人は
1人もいない。
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食物繊維が豊富な
ごぼうはひげを見よ!
ごぼうの食物繊維は多いが、
野菜の中では食物繊維量の
トップ10に入らない。
すごいのは、不溶性食物繊維と
水溶性食物繊維のバランスが良い。
不溶性食物繊維→水に溶けない
腸内の老廃物を吸収して、
便と一緒に体外へ排出
水溶性食物繊維→水に溶ける
善玉菌のエサになり、
善玉菌を増やす
どちらか1つが多く
入っているよりも、
おなかもキレイになって、
さらに善玉菌も育てる
ことができるので、
食物繊維のバランスが
ごぼうは王様。
腸を大掃除し善玉菌も増やす
食物繊維が豊富なごぼうの
選び方は、3つある。
生産者が教えるごぼうを
見分けるポイントは、
・よりまっすぐなもの
・太さがより均一なもの
・ひげ根の量
ごぼう生産者は
ひげ根の少ないものを選ぶ。
土壌の栄養が行き届く
→ひげ根が少ない
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