今回は5月12日放送の
チコちゃんに叱られる!
Don’t sleep through life!
を振り返ってみたいと
思いますので
宜しくお願い致します。
何も考えないで、
のほほんと暮していると
チコちゃんに叱られますよ。
なんで赤ちゃんをだっこして
歩くと泣きやむの?
詳しく教えて下さるのは
広島大学 脳・こころ・
感性科学研究センター
研究院 大村菜美先生。
大村菜美先生によると、それは
自分とパパ・ママの
命を守るため。
ことばを話したり、自分の力で
歩いたりすることができない
赤ちゃんにとって、自分の命を
守ってくれる一番の存在は
パパとママ。
自分の命を守る
=パパ・ママの命を守る
=泣き止めばいい
ということを、
赤ちゃんの体は
本能的に知っている。
私たちの祖先の時代は、
常に危険と隣り合わせの
生活を送っていた。
文明が発達する以前、
厳しい自然の中で生活する
人類にとって
災害に見舞われたり、
敵に襲われたり、命の
危険はどこにでもある
ものだった。
パパ、ママ、赤ちゃんの
家族のもとに突然、猛獣が
向かってきたとする。
命を守るためには
まず、逃げる。
そんな時に赤ちゃんが
泣いていると、鳴き声で
敵に見つかってしまう
可能性が高くなる場合もある。
暴れていてはパパやママが
走りづらく、逃げ遅れて
しまうので、赤ちゃんは
泣きやんでおとなしくなる。
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このような赤ちゃんの
習性が本能として、現在も
残っていると大村先生は仰る。
実際に赤ちゃんがお母さんに
だかれて歩いている時、
どのような状態なのか
心拍数を調べた。
泣いてる赤ちゃんを
座ったまま
だっこしている時、
興奮状態。
そこから、お母さんが
歩き始めると、赤ちゃんは
泣き止んでリラックス状態。
心拍数も低い所で安定。
再び、お母さんが座って
歩くのをやめると、
赤ちゃんの心拍数はあがり、
泣き始めた。
ベビーカーに乗せて
動かしたときにも、
赤ちゃんは泣きやむことが
多かったそうです。
つまり、大事なのは
だっこ自体よりも、
運ばれている感覚にある。
赤ちゃんが親に運ばれる時、
泣きやんでおとなしくなる
方法を輸送反応と呼ぶ。
輸送反応は人間だけでなく、
ほ乳類の赤ちゃん全般に
備わっている。
たとえば、ライオンの赤ちゃんは
背中や首もとをくわえて運ばれる
時におとなしくなる。
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ほかにも、ネコやパンダの
赤ちゃんも首根っこを
くわえられた体勢になると、
動かずにじっとするという。
運び方は違っても、
これらすべて輸送。
本能的に危険を察知して、
おとなしくなる赤ちゃんは、
自分の命を守るために
泣きやむ・じっとする
→親に協力していると
考えられる
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