今回は5月3日放送の
チコちゃんに叱られる!
Don’t sleep through life!
大型連休だから大型特番!
そうよ 人が休むときこそ働く
エンタメ業界!
82分拡大スペシャル
を振り返ってみたいと
思いますので
宜しくお願い致します。
なんで直毛の人と
くせ毛の人がいるの?
脳の温度を調節するため
詳しく教えて下さるのは
東京工科大学で毛髪科学を
研究している応用生物学部
岩渕徳郎教授。
人間の髪質の種類は
大きく分けて
直毛(ストレートヘア)
くせ毛(天然パーマ)
の2つ。
くせ毛の原因は
さまざまあると、
言われている。
たとえば、食生活の乱れや
ストレスで頭皮の内側で
毛根を包んでいる皮膚組織
「毛包」が普通はまっすぐだが、
ゆがんでしまって、突然、
くせ毛になってしまう人もいる。
しかし、大きくは
遺伝が関係している。
日本人に3人に2人が
くせ毛であるという
データも出ている。
男女のくせ毛の割合
男 61%
女 73%
出典:ウェザーニュース調べ(2014年)
日本人を含むアジア系の
人たちは毛が太くて、
硬いというのが特徴。
太さは約0.08㎜
本数は頭全体で
約10万本と
いわれている。
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ヨーロッパ系は波打つような
うねりがあるのが特徴。
太さは約0.07㎜
本数は約14万本。
アフリカ系は
強いくせ毛が特徴。
太さは約0.07㎜
本数は約14万本。
人類が誕生したのは
アフリカとされているが、
京都大学の古澤拓郎教授に
よると、人類の祖先は
アフリカの森林で
生活していたが、
気候の変化で森林が減少し、
およそ700万年前に
サバンナへ移住。
その頃の人類は頭に
髪の毛はなく、猿や猫、
犬のように体毛がそのまま
頭に生えていた状態。
その後、狩りや外敵から
身を守るため、四足歩行から
二足歩行に進化し、人類は
道具を使うことを覚える。
それに伴い脳も大きくなって
いくが、サバンナには森と違い、
太陽の光を遮るものがないため、
頭の多くの熱が当たってしまう。
脳というのは熱に
とても弱い器官で
発熱量も多い。
脳を守るために頭に長い毛を
生やす必要があった。
こうして生えてきた髪の毛が
くせ毛だったと言われている。
くせ毛だったのは、直毛より
くせ毛の方が温度調節が
しやすいからだと考えられている。
スキンヘッドは、
熱の上昇も激しい。
直毛はスキンヘッドよりも
変化がなだらかで温度変化が
急激にならない。
くせ毛は毛と毛の間に隙間があり、
空気をより多く含んでいることで
熱が伝わりにくくなっていて、
また一度 温まったら、
熱を逃しにくい。
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生物は急激な変化を嫌がるので、
マイルドな変化の方が対応できる
という意味でくせ毛のほうが
脳にはとってもいい。
脳を守るため、温度変化が少ない
くせ毛が適していた。
アフリカで始まったとされる
人類の一部は、ヨーロッパ・
シベリア・アジアと北に移動。
ヨーロッパはアフリカより
寒い場所にある。
寒いということは脳に
熱を逃がす必要がない。
寒い場所では早く暖まる必要が
あったので、直毛になったのでは
ないかと思われる。
アフリカに比べヨーロッパは
日差しが弱く、頭に当たる
紫外線の量も少ないので、
紫外線から頭を守る
メラニン色素も
少なくて済む。
そのため、髪の毛から
色素が減って、金髪に
なっていったと
考えられている。
日本が黒髪の理由は
おそらく、我々の祖先が
ヨーロッパを通らず、
そのまま中東やインドを経て
暖かい所を移動して最終的に
日本へ辿り着いたから。
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