今回は2024年11月14日放送の
世界の何だコレ!?
ミステリーを
振り返ってみます。
街ゆく人の気になるナゾ!
大昔に巨人はいた?
東京大学総合研究博物館
海部教授はインドネシアなど、
アジア各地で骨の化石から
人類の進化を研究する
人類史のスペシャリスト。
人類は、類人猿→猿人→原人
→旧人→新人→現代人と進化し、
新人の中の現代に生きている人が
私たち現代人。
新人・現代人を
ホモ・サピエンスという。
現代の日本人男性20代以上の
平均がおよそ168㎝と言われる中、
数万年前の男性の平均身長は
およそ180㎝で、過去のほうが大きい。
人類の進化を表したイラストは、
現代人の身長が最も高いように
書かれていることが多いが、
原人も旧人も現代人より
大柄だったことが、
化石でわかってきた。
骨が出るまで、こんな過去は
誰も想像していなかったけれど、
骨がたくさん見つかって研究を
進めていったら、昔の人は
大きかったことが分かってきた。
さらに、長さ30cmの
石器も見つかっており、
現代人より大柄だったのは
およそ150万年前~2万5000年前
くらいの間だけ。
それ以前はおよそ140㎝程度
だったとわかっている。
過去のほうが大きかったが、
3mの巨人ではなかった。
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インドネシアの島に
小さく進化したヒト!?
小さなヒトの化石が
見つかったのは2003年に
インドネシア・フローレス島。
6万年前の化石だそうで、
調査の結果は成人の骨と判明。
身長はおよそ106㎝。
もっと古くからこの原人の
祖先たちが島にやってきていて、
70万年前の時点で既に小さかった。
海部教授の研究チームが、
70万年前の化石を分析
世界最小の原人と発表した。
この島で小さな進化になったのは、
島の特殊な環境が関係している。
島なので、海を超えないと
渡れない場所で、そもそも
渡った動物は少ない。
その中の例外が原人で、
もうひとつはゾウ。
ライオンやトラなどの天敵が
いないため、ゾウは体が
小さくなっていったと
考えられており、見つかった
化石から大きさはおよそ150㎝。
人類が誕生して脳が大きくなり
始めたら、どんどん
ホモ・サピエンスに向かって
進化していくイメージ。
ところが、そうじゃない
人たちがいた。
だから、この自然の中で
人類のたどる道っていうのも、
一本道じゃないってことが
明らかになっている。
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緑色なのに信号は
「青」というの
緑色のものを
青色という文化。
人が色を見るときの
メカニズムを
研究している埼玉大学
栗木教授によると、
日本独特の風習によるもの。
もともと、白・黒・赤・青
しか昔の日本語にはなかった。
青にまとめて
緑も呼ばれていた。
少なくとも奈良時代以前、
日本での色の区別は
白・黒・赤・青の4色のみ。
白と黒は物体の
明るいところ・
暗いところに対応。
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