今回は、12月19日放送された
カズレーザーと学ぶ。
老化 PM2.5 インフルエンザ
最強食品カレーの正体
を振り返っていきたいと
ますので宜しくお願いします。
京都大学大学院 教授
掛谷秀昭先生
(薬学研究科)によると、
カレーの原料といえば
スパイス。
最も注目の
スパイスはウコン。
ウコンの中に約5%ほど
含まれるがクルクミンと
いうポリフェノール化合物。
クルクミンの効能は、
認知症・アルツハイマーの予防
歯周病・口臭の予防
糖尿病・動脈硬化
腸内環境の向上 中性脂肪の減少。
メタボリックシンドローム該当者を
対象にした研究では、ウエストの
減少率が向上したという報告や
中性脂肪が抑制されるという。
スパイスは油に溶けやすくて、
そのまま摂取するよりも
バターチキンカレーとか
そういったもので
吸収されやすい。
牛乳などの乳製品と
一緒に食べると、
吸収を促す。
クルクミンが持つ
抗炎症作用によるもので、
慢性的な炎症が関与する
病気 2型糖尿病や肥満、
動脈硬化などの病気に
効果があることが
研究されている。
カレーの食文化が進んでいる
シンガポールでは、カレーを
多く食べる人は、認知症の
危険が下がっているという
データが。
さらに、グルクミンの
抗菌作用により、
歯周病菌の増殖を
抑える効果が明らかに。
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そして近年、体に悪影響が
あると話題のPM2.5による
炎症の抑制にも効果が!
PM2.5とは、粒子が
2.5㎛以下の大気汚染物質。
肺の奥に入って細胞を
傷つけて酸化ストレスなどで
炎症作用を起こす。
通常、炎症の原因となる
サイトカインと呼ばれる
物質が体内にあり、本来は
体を守ってくれる。
過剰に分泌されることを
サイトカインストームという。
新型コロナ感染症の重症化も
サイトカインストームが
問題になっている。
大量に分泌されると、
血管炎・脳梗塞・脳炎など、
全身のいろんな場所で、
同時多発的に命にかかわる
病気を起こしてしまう。
空気をキレイにするとか、
そういうような方法しか
今のところはない。
カレーに使われる
クローブ・コリアンダー・
桂皮の3つのスパイスに
同じような効果があることが
報告されている。
秋田大学のグループによると、
ターメリックを加熱する事で
胃がんの抑制効果が5倍!
過熱すると、クルクミンがある
化合物(GO-Y022)に変化し、
がん細胞を殺す力が
クルクミンの5倍。
胃がんのマウスに投与すると、
投与していないマウスと比較
して、腫瘍の大きさが約1/3に。
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京都大学ではクルクミンの
形を変えて、吸収率UP!
体内でクルクミンに
変換されて、より高い
抗がん活性を示すことで、
いろんながん種で抗がん剤を
研究している。
京都大学の共同研究の
サプリメントが今、
世界No.1の吸収率。
口から摂取するものと
比較して、100倍以上
高吸収できるという
日本ビタミン学会が
発行する学会誌に
掲載された。
高吸収のクルクミンで
15歳若返る!?
「炎症は万病のもと」
というくらい、
炎症を抑えるってことは
それだけ重要なこと。
研究の初期段階で、人での
効果は検証できていないが、
細胞実験では日常に使用される
多くのスパイスやハーブの
抽出物にインフルエンザ
感染抑制効果が認められた。
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