今回は3月31日放送の
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組で今回は、
熊本県の宮崎県との県境にある
ポツンと一軒家。
車が止まっている、敷地が広く
切り拓かれている、道も
確認できるポツンと一軒家を
目指し最寄りの集落へ向かう。
集落に到着すると、車から降りて
来たお母さんに道を尋ねてみるが、
ちょっと私もあんまり分かりません
と言われてしまう。
でも、主人だったら知ってるかも
しらんと電話を掛けて貰う。
その主人さんは元村長を
やっていた方で、ちょっと
行ってみて下さいと言われ向かう。
村長さんだった知ってるでしょと、
思った捜索隊だったが、意外な展開へ。
元村長さんにポツンと一軒家について
聞いてみると、一軒家がポツポツ
とあるんですよ、4ヶ所も5ヶ所
もありますという情報が…。
ヤナガワさん、クロギさん、
カワムラさん、ヤマナカさん、
タケモトさんのどれかだと話す。
もっと地元に詳しい友人に
電話してもらい来てくれる事に。
捜索隊はその友人を待つ間に、
来る途中に見た山の吊り橋
について伺うと、その吊り橋は
滝を見るためのもので、
床をアクリル板で作るという
特別な仕掛けがしてあるという。
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元村長さんの友人である
元区長さんが登場。
元区長さんによると、隣の家
といっても2㎞くらい離れてるという
すべての民家がポツンと一軒家で
ある事がわかった。
5軒全部当たれば必ず辿り着くという
元村長の提案から、2人が案内
してくれる事になる。
一番可能性が高いと思われる
カワムラさんの家へ向かう。
麓の集落を出発して
20分ほど経過した頃、
広い駐車場があった。
そこには吊り橋があり、
元村長さんが気を利かせて
ポツンと一軒家探しの前に、
地元の名物である大吊橋
に連れて来てくれていた。
大吊橋を出発して10分後、家発見!
家の前にいたカワムラさんの
主の奥さんに確認してもらうが、
違う、違うと言われてしまう。
上から確かめてみても、
建物の数も配置も違っていた。
タケモトさんのお宅ではないかという
カワムラさんの奥さんの言葉に、
タケモトさん宅を目指す。
今度こそポツンと一軒家へ
辿り着く。
ポツンと一軒家の主
タケモトチヅコさん79歳
チヅコさんは嫁がれて
20歳の時に、この場所へ
来たという。
家業の林業を営むタケモト家の
長男のトクオさんとお見合いし
結婚された。
50年連れ添い、9年前に
金婚式をした2週間目に
亡くなられたという。
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ご主人を亡くした後、
10年近く一人暮らしをする
チヅコさんは今、自分が
食べる分だけの野菜を畑で
育て、自給自足の生活。
家もあって、100本以上の
シャクナゲが自生し、
春にはいっぱい咲くので
1人になっても全然寂しくない。
毎年4月には満開で、
家族の心が癒されていた。
チヅコさんの父さんは、
この家の庭にシャクナゲが
あると聞いて欲しくて
たまらなかったそうだ。
タケモト家に嫁ぐ事になったのは、
そのシャクナゲが欲しかったから。
そのお父さんはシャクナゲを
見ないまま52歳で亡くなられた。
結婚して来た時は、
ポツンと一軒家ではなかった
そうで、60年前は14、5軒の
子供も沢山いる集落だったそうな。
結婚式では、家の襖も戸も
みんな開けると20畳の縁側があり
そこで5、60人入って行っていた。
3㎞離れたヤマナカさんの
お宅で着付けし、花嫁衣装で
山道を歩いていた。
嫁入り道具は、集落の住人が
2時間掛けて背負って運搬する
という大変なものだった。
倒壊した小屋には、
亡夫が作った炭窯がある。
そこには、亡夫が最後に手がけた
炭があると思うが、出して
使いたくない気持ちがある。
それは思い出で、50年一緒におれば
そんな未練しか残らんという。
今では、父親にも感謝していた。
そんなチヅコさんの楽しみは、
週末に孫やひ孫が遊びに来る事!
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