今回は7月14日放送の
日本全国大捜索‼
ポツンと一軒家
を振り返ってみます。
衛星写真を拡大すると見えてくる、
山奥にポツンと建つ一軒家に
スポットを当てる番組。
大きく切り拓かれた土地
家の前に道が
衛星写真で見つけた愛知県の
ポツンと一軒家を目指し
最寄りの集落から捜索開始する。
まずは情報を得るため
地元の人を探す。
集落に到着したので
聞き込みしてみる事に。
人影が見えたので車を停めると、
お母さんを発見。
お母さんに衛星写真を
見てもらっていると
近所のお母さんも登場し、
一緒に確認してもらう。
すると2人はポツンと一軒家の
事をご存じで、住人は
イマイズミノブオさんだという。
年齢は70歳近い方で、
定年退職して地元に
帰ってきているようだ。
そこまで行くには、
①4km先
②曲がりくねった狭い道
③分かれ道を左に下りる
があるという。
30世帯ほどが暮らすこの集落では
昔から毎日、持ち回りで地元の
神社へお参りに行く習わしが。
その際、後燈明箱を日替わりで
隣家へ渡すのが決まりのようだ。
お母さん達と別れ、捜索再開し、
道なりに車で走行していると、
この先行きどまりと書いてある
注意看板を見つける。
ちょうど行きどまりの所に
家があるのでは?と感じ、
先を進んでゆくと
土砂崩れの跡発見した。
お母さんの言っていた
蛇行する急な上り坂を
上がって行くと、
分かれ道と下り坂を
下りようやく、辿り着いた。
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ポツンと一軒家の主、
イマイズミノブオさん66歳は、
草刈りの作業中だったが、
手をとめてくれた。
家で話を聞かせて貰えると
言うのでイマイズミさんの
軽トラについて行く。
車で1時間半かかる街に自宅が
あるそうだが、農作業の為
実家で一人暮らしをされている。
築150年以上の母屋の屋根は
35年前までは茅葺屋根だった。
そんなポツンと一軒家で
生まれ育ったイマイズミさんは、
高校進学で実家を離れ東京で就職。
大手の保険会社に35年勤務し、
千葉で支社長も務めていた
イマイズミさん、35年前に
お父さんが他界。
お母さんが1人で実家を
守っていたが、8年前に
早期退職して実家に戻る。
そのお母さんも4年前に他界、
その後もイマイズミさんは
実家に残り、広い田畑を
1人で管理している。
およそ2千坪ある田畑の害虫除け
の柵もイマイズミさんが1人で
包囲させ、1ヵ月に1度、
補修も行う。
鹿除け用の横板は麓の集落から
もらってきた廃材を利用している。
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先ほどここに来るまでの
道を聞いた集落でもお店がなく、
何か買う時は車で片道1時間掛けて
20㎞離れた町へ行かなければならない。
そのおかげでタバコもやめたという
イマイズミさんは、山奥の家で
ほぼ自給自足の生活。
お米や野菜の他にも一昨年
親戚から稚魚をもらい
飼育しているアマゴが
100匹以上いる。
捜索隊と出会った時、
山の急斜面で草刈りをしていたのは、
野花を残すため慎重に除草していた。
そこに住む人が手を掛けて
守るのが里山の自然。
日が当たらなきゃ花だって、
草だって生きられない。
何もやらんで眺めといて、
草ボーボーで自然ですよ
っていうのは単に自然界の
法則においての自然であって
里山文化というか人が住むという
掃除をするとか草を刈るという文化、
そういうのが自然だとイマイズミさんは
思うという。
車道の周囲の杉林も
イマイズミさんが整備、
仲間と協力して定期的に間伐していた。
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