今回は9月26日放送の

ビーバップ!ハイヒール

日常の毒ワールド

の回を振り返って

みたいと思います。

 

 

留守番中に脱水症状を起こし、

意識を失ってしまった

5歳の男の子

 

その原因はアロエを食べた

ことによるものだという。

 

アロエは、医者いらずの

体に良いものとされ、

傷薬や胃腸薬、

美肌効果のあるジュースなどに

使われてきた。

 

しかし、アロエ+子ども=毒

になるというのだ。

 

毒の正体は、アロエに

含まれるアロイン

 

胃腸の働きを抑制し、

便秘解消効果があるのだが、

消化器官が発達していない

子どもにとっては、

強力な下剤となってしまい、

急な下痢に陥り、脱水症状を

引き起こしてしまう。

 

子どもは自分が脱水症状だと

気付けないため、最悪の場合、

死に至るケースもあるようだ。

 

アロインの致死量は、

5歳=約3.4gであるため、

欧米などでは幼児

アロエを与えるのは

禁止されている。

 

 

ジャガイモの芽に含まれる

毒性物質 ソラニンが、

今年の7月に兵庫県の小学校で

集団食中毒になってしまっていた。

 

毒キノコによる死亡事故は、

毎年200件以上起きている。

 

 

このように近くに存在する毒を

知らないと悲劇に!

 

そんな毒について教えてくれるのは、

慶應義塾大学医学部教授 井上浩義先生。

 

 

知らないと危ない 毒の話
井上浩義
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井上先生は毒について

正しい知識と対処法を

教えてくれる。

 

 

アロインが骨盤内を

充血させて子宮が収縮

→早産・流産を引き起こす

可能性あり。

 

 

   

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破壊性甲状腺炎と呼ばれる、

血液中の甲状腺ホルモンが

増加する自己免疫性の病気。

 

症状は激しい動悸・

暑がり・体重増加 他。

 

その原因は昆布。

 

昆布には、甲状腺ホルモンの

調整に必要なヨウ素が

たっぷり含まれていて、

摂り過ぎると毒になるそうだ。

 

1日当たりに必要な

摂取量/日は、約0.13㎎

 

ところが、乾燥昆布(1g)に

含まれる要素は、2㎎

 

ダイエットのために朝昼晩の

おしゃぶり昆布を食べた女性が、

甲状腺炎を発症した例も!

 

ヨウ素は「わかめ」「海苔」にも

多く含まれているため、

摂取はほどほどに。

 

 

生きる上で必要不可欠な水。

 

だが、急速な水分摂取は、

体内のナトリウム濃度が下がる

”低ナトリウム血症”になってしまう。

 

別名、水中毒と呼ばれ

嘔吐・頭痛・昏睡を経て

死亡するケースもあり、

2007年にアメリカで行われた

水飲みコンテストで8ℓ飲んだ

女性が命を落としている。

 

 

   

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インド原産の植物

キョウチクトウの性質は、

大気汚染・寒さに強い。

 

日本で街路樹として

使用されている。

 

しかし、キョウチクトウの

花・葉・茎・根・種子に含まれる

毒性物質「オレアンドリン」を

うっかり口にしてしまうと、

眩暈・嘔吐、呼吸困難による

心停止で死亡してしまう。

 

 

モロヘイヤの独特な粘り気に

含まれるムチンが動脈硬化の

予防に効果があるといわれているが、

鞘と種子に含まれる毒

オリトリサイドがある。

 

少量のオリトリサイドには、

血管を拡張させて心臓の動きを

活発化させる作用があるが、

多量に口にすると、過剰に心筋が動き、

うっ血性心不全になる可能性がある。

 

そのため、市販のモロヘイヤは

鞘を除いて販売している。

 

家庭菜園で人気のモロヘイヤ、

鞘は絶対に取り除く必要がある。