今回は12月29日放送の

日本全国大捜索‼

ポツンと一軒家

を振り返ってみます。

 

 

衛星写真を拡大すると見えてくる、

山奥にポツンと建つ一軒家に

スポットを当てる番組。

 

 

半年前に、熊本県で6軒の

ポツンと一軒家を紹介してくれた

成尾元村長から連絡があり、再び会いに

捜索隊元村長宅へ向かった。

 

相棒だった椎葉元区長もやってきて、

番組放送後、2人は知らない人から

声を掛けられるなど人気者に

なったそうだ。

 

元村長は、前回紹介した

ポツンと一軒家よりも上に

まだ1軒あるという。

 

そこには、昭和12年生まれの

モリヤママサヒロさん82歳が、

夫婦2人で暮しているらしい。

 

今回も、元村長元区長

先導してもらえることになった。

 

モリヤマ家は集落から4㎞先の

山奥で、次第に道が険しく

なっていった。

 

渓谷沿いの道を

どんどん奥に進んで行くと

正面に落石。

 

 

 

 

さらに進んで行くと、

全面通行止めの看板が。

 

 

これ以上先に進めないと思っていた

捜索隊だったが、元村長元区長

乗った車は、逆向きに向かって

登っていく細い脇道をゆく。

 

急勾配の上り坂のあとは、

延々と続く急な上り坂。

 

道はさらに細くなって、

左側は断崖絶壁の所で

対向車と遭遇。

 

その対向車に乗って

いたのは、ポツンと一軒家

であるモリヤママサヒロさん。

 

知り合いの所へ行く予定

だったが、予定を変更して

家に戻ってくれた。

 

 

   

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モリヤマさんと出会ってから、

15分以上、走った先に家を発見。

 

 

 

 

庭先ではモリヤマさんの奥さんが、

ザルをだしておはぎのあんこを作る

小豆を選別作業していた。

 

 

今年、熊本を襲った大型台風の影響で、

モリヤマ家まで通じている道が崩落して

通行止めになってしまっていたので、

今は通らない荒れた道を行き来する

しかないという。

 

築百年以上経つご主人の生家は、

15年前茅葺屋根を瓦屋根にした。

 

先祖は、平家の落人との

言い伝えがあるようだ。

 

人目のつかない山奥に

家が建っているのは

そのためだと聞かされた。

 

学校は、ずっと下の方に8㎞

歩いて通学していたが、

中学校はあまり行っていない

というモリヤマさん。

 

それは中学校まで

およそ18㎞だったから。

 

 

   

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代々、林業を営んできた

モリヤマ家の所有する山は、

60haで中学生の頃から、

林業の手伝いをしていた。

 

林道が整備されていない山から

切り出した木をトラックや馬が

入れる広い道まで運ぶための道具

である木馬(きんま)。

 

切った丸太を積み重ね、木馬に乗せ、

木を並べて作った木馬道の上を滑らせ

が曳いて運搬していた。

 

 

それを専門にする職人を木馬曳き

と呼び、いかに沢山の木をバランスよく

積み上げ、急斜面の木馬道の上を

安全に運べるかが腕の見せ所だったそうだ。

 

道にカーブがある所でハンドルを

回しきれなかった時は、材木ごと

下敷きになった事もあったという。

 

一つ間違えれば命を落とす事もある

危険な木馬曳きの報酬は、

食料品で支給されていた。

 

当時、買い物するには家から徒歩で

片道6時間以上かけて歩かなくては

いけなかったため、現金で貰うより

食料品の方が助かったのだそうだ。

 

モリヤマさんが64歳だった時、

作業中に足を負傷し、廃業してしまうが

放っておくと荒れてしまうので間伐を続け、

広い山林を1人で管理している。

 

6人兄弟の長男だったマサヒロさんは、

昭和38年に結婚、一男二女の子供3人が

独立した33年前から夫婦で2人きりの

生活をしている。

 

が、麓に暮らす長男から

同居の誘いがあるというが、

夫婦はこの先もここを離れる

つもりはないようだ。

 

 

   

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