今回は1月30日放送の
ビーバップ!ハイヒール
京都アーティスティック喫茶店
~映える街中の美術館~
の回を振り返って
みたいと思います。
京都にある魅惑の喫茶店を
紹介してくれるのは、らくたび代表
若村亮先生。
若村先生によると、京都には
名喫茶と呼ばれる老舗喫茶店や
カフェがたくさん残されているという。
京都・左京区 京都大学のすぐ側にある
進々堂 京大北門前。
どっしりとした店構えは
歴史ある風格を感じさせているという。
このカフェのベーカリーコーナーは、
90年前の創業当時のままの姿で
今もパンを販売している。
映えるポイントはタイル。
創業当時からのもので
海外から輸入したものを
使用しているという。
カフェの内装の映えるポイント
・テーブルやイスは、創業当時から
90年変わらぬインテリア
だが、そのデザインは全く古さを
感じさせず、シンプルでスタイリッシュな
空間を演出している。
そこには、創業者の熱意があった。
およそ100年前、パリでパン作りを学んだ
創業者の続木斉は、1930年にベーカリーを
併設したカフェを開業。
その時、彼はパリのカフェで見た
学生たちが議論する姿が忘れられず、
京大のすぐ側に本格的なフランス風の
カフェを再現した。
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このカフェは京都大学の教授や学生から
人気となり、様々な議論が交わされた。
ノーベル物理学賞を受賞された
湯川秀樹も、この店によく出入り
されていたそうです。
このお店のコーヒーは、あらかじめ
フレッシュミルクを入れている。
これは創業時からのスタイルで、
議論に夢中になるうちに
コーヒーが冷め、ミルクが
混ざりにくくならないように
気遣いがされている。
学生から喜ばれる進々堂のサービスは、
BGMを流さないこと。
こちらも創業当時からで、
勉強や議論の邪魔にならないよう
静かな環境作りに努めている。
話題の映えメニュー
京都の喫茶店の中でも特に名店として
知られている1940年に創業の老舗
イノダコーヒー本店。
京都・中京区にあり、
京都の朝はイノダコーヒーの香りから
と言われるほど、古くから地元の人に
愛されているという。
店内はホテルのラウンジのようなゆったりとした
空間が広がり、かつては京都の文化人が集う
サロン的な役割を果たしていたそうです。
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創業者の猪田七郎は、画家だった事から
文化人との関わりが深く、谷崎潤一郎らが
足を運んでいたという。
ボリューム満点のクラブハウスサンド
1,930円(税込)は、人気メニューの1つで、
トーストを6枚も利用している。
フレンチトースト620円(税込)は、
パンを油で揚げている。
こうしたメニューが京都の
食文化に深く関わっている。
多くのお客さんが頼んでいるのは
モーニングセットで、中でも名物と
なっているのは京の朝食1,480円(税込)
と呼ばれるセットメニュー。
ボンレスハムやスクランブルエッグ、
そしてクロワッサンなどがコーヒーと
セットで味わるらしい。
2年前にオープンした
京都・東山区にある
祇園 北川半兵衛。
1861年に創業した宇治茶の問屋
北川半兵衛商店が出したお店で、
築120年の町家を改装したという。
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