今回は3月26日放送の

ビーバップ!ハイヒール

5年後の世界はどうなっている?

劇的変化に備えよ!

の回を振り返って

みたいと思います。

 

 

ちょっと先の未来を教えてくれるのは、

SF作家にしてSF考証家の高島雄哉先生。

 

高島先生によると、今 世界がすごくSF化していて、

僕たちが全員VRで暮せるようなるのが、5~6年で

もしかすると達成できるかもしれないという。

 

 

前回

 

 

クリエイティブな仕事はどうなる?

 

 

あらゆる場所で活躍の場を広げるAI

 

今ではクリエイティブな芸術の世界でも

その実力を発揮をし始めている。

 

アメリカ カルフォルニア大学の

EmmyというAIは、音楽の父 バッハ

楽曲を大量に学習し、バッハスタイルの

音楽を作曲できるという。

 

コンサートを開催した所、

大絶賛されるほどの出来。

 

 

   

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絵画の世界では、

マイクロソフトと大学教授たちが

オランダの代表的な画家

レンブラントの作品364点を

AIに学習させた。

 

特徴と作風を理解した、そのAI

出した新作は本当にレンブラント

新作のようだと誰もが認める

出来栄えだったそうです。

 

 

公立函館未来大学は2012年から

AI星新一さんの短編小説を

書かせる研究を行っているという。

 

星新一と言えば、筒井康隆さんや

小松左京さんと並ぶSF小説界の巨星。

 

2016年にAIが書いた

コンピューターが小説を書く日」は、

星新一 賞の一次選考を通過して

大きな話題になる。

 

 

2020年2月27日発売の雑誌

モーニングに掲載されたぱいどんは、

手塚治虫作品を学習したAIヒト

の合作マンガ。

 

2030年の東京で進んだ管理社会に

背を向ける男 ぱいどん

 

記憶をなくしたホームレスだが、

小鳥ロボットとともに事件に

立ち向かうストーリー。

 

この作品はどうやって作られたのかを

AIを担当した慶應義塾大学 栗原聡教授

に聞いてみる。

 

まず、新たなキャラクター作り。

 

AI手塚治虫が書いた大量の

キャラクターを学習させたが、

出て来たものは到底、

キャラクターとはいえないもの

だったようだ。

 

漫画の顔をAI

認識するのは難しい。

 

は目と鼻と口があれば

顔と判断できるが、

AIにとっては、ただの

点と線でしかない。

 

これを解決するために、

今度は正面を向いたキャラクターの

顔データだけを大量学習させる。

 

さらに、の顔を認識できる

別のAIの能力を利用すると、

手塚治虫風のキャラクターを

作り始める。

 

2つのキャラクターをかけ合わせる事で、

様々なパターンを作る事が可能になった。

 

こうしてAIが大量に生んだ

キャラクターの中から主人公の

ぱいどんが選ばれていた。

 

 

   

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ストーリー作り

 

今回、AIが担当したのは

物語のおおすじや設定。

 

プロットと呼ばれる

物語の展開構造。

 

そのために栗原教授が利用したのは、

物語を13の要素で分類するという研究。

 

 

 

 

3つの大きな構造に分け、

それぞれの中で細かく合わせて

13の要素に分類する。

 

それに当てはめると

手塚作品を一度、文字に書き起こし、

データとして入力していく。

 

の手でしかできない

膨大な時間のかかる

大変な作業。

これによって作者

要素の使い方は全く違う。

 

によっては順番が違ったり、

ある要素をしっかりと描いたり、

逆に描かなかったり、毎回

ある要素を使わない人もいる。

 

この作業によって、AI

手塚の個性を理解するという。

 

アクション度合、時代設定や

キャラの性格・性別。

 

フィクションの加減 ジャンルなど

要素を入力し生成ボタンを押すと、

プロットが次々と量産される。

 

人工知能がアイデアの種を出せば、

ヒトの想像力の役に立つ。

 

AIは何もないところから

偏りなくアイデアを出し続けられる。

 

 

   

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