今回は、5月26日放送された、
ザ!世界仰天ニュース
表情が作れなくなった女優
を振り返っていきたいと
思いますので宜しく
お願いいたします。
関西弁の飾らない
キャラクターで、
日本のバラエティーに
出演している祐真キキさんは、
アメリカで女優として世界中で
大ヒットしたドラマ出演経験がある。
そんな世界で活躍する彼女の顔が、
ある日突然、動かなくなってしまう。
1989年の京都で生まれ育ち、
22歳でハリウッド女優を目指し、
単身渡米した祐真さんは、
数々のオーディションを受けて
人気ドラマ「HEROES REBORN」
に出演を果たす事が出来た。
彼女に異変が起きたのは
2019年の7月のこと、
急に目元に違和感があり、
身体のバランスが
上手くとれなくなった。
しかし、それはすぐに治まったが、
その後も度々、その症状が起こり、
ロサンゼルスの日本人医師に診て
貰うと、内耳炎と診断を受けた。
彼女は、脳に異常があるのでは
ないかとMRIを希望した。
その理由は、祖母が脳腫瘍の為に
34歳で亡くなっていたから。
彼女はMRIを受けた結果、
脳に脳腫瘍が発見される。
大学病院を紹介され、
腫瘍は良性だとわかったが、
聴神経腫瘍というものだった。
聴神経腫瘍とは、バランスを
司る前庭神経に発生し、一部の
遺伝性を除いて原因は不明。
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神経に負担がかかることにより、
目まいや耳鳴り、聴力低下の
症状がある。
初期症状が重くないため、
発見されにくいそうです。
この腫瘍は、ほとんどが良性だが、
腫瘍が肥大すると脳を圧迫して
しまうので2019年9月に彼女は
手術を受けていた。
腫瘍に到達するために、ドリルで
骨を削り、薄く広がった神経が
見えた後ろに腫瘍が隠れていた。
聴神経腫瘍は多くの神経が集まる
場所に発生するため、脳腫瘍の
中でも手術が難しいと言われている。
12時間かけて彼女の腫瘍を
無事摘出した。
術後、彼女は笑顔を作っている
つもりでも、顔の左側が全く
動いていない顔面麻痺が
起こってしまっていた。
聴神経腫瘍の近くには、
表情筋をつかさどる
顔面神経が通っていて、
神経は触れるだけでも
負担が掛かる。
手術によって、顔面神経麻痺や
聴力の低下などが起こることも多い。
役者にとっては致命的な病だが、
さらに彼女は左耳がほとんど
聞こえなくなっていた。
バランス感覚もつかめないまま、
手術から2日後に退院。
1週間ほどで体調が回復すると、
彼女は顔を動かす
トレーニングを始める。
顔面神経の機能は、時間が経てば
回復する事が多いが、その時に
筋肉が落ちていると、顔の動きは
回復しにくい。
そのため彼女は毎日、
顔を動かしていく。
この時、左側の瞼を
閉じる事が出来ず、
寝る時は医療テープで
目を閉じていた。
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1ヶ月経っても顔の左側は、
全く動かないので、彼女は
大学へ行く事も考えていた。
そんな時、映画
「アベンジャーズ」で
超人ハルクを演じた
マーク・ラファロさんは、
ハルクを演じる10年前に
祐真さんと同じ聴神経腫瘍
によって顔面麻痺になり、
そこから復活していた事が
わかったそうです。
顔面麻痺を克服し、役者を演じてる
彼の姿は彼女の大きな希望となる。
彼女は再び、自分の顔と
向き合った。
術後1ヶ月、
左の眉毛が少し動く。
術後1ヶ月半、
口元が動いた。
こうして毎日、動かし続け
本来、女性が嫌がるほうれい線や
おでこのシワに嬉しくなった。
手術から4ヵ月、
顔はまだ動きにくいが、
再びオーディションに挑戦して
役をつかんだという。
現在はロサンゼルスに住んでいる
祐真さんは、病的共同運動という
後遺症が出来、リハビリ中。
完治は出来るかどうか分からないが、
自分の個性として生きていければ
いいと思っているという。
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